2021朝日杯FSのサインは“今年の漢字”の「金」!推奨穴馬とは?

今週は2歳王者決定戦「朝日杯FS」が開催されます。翌年以降のJRAのG1において優勝を果たした馬も過去に多くおり、翌年以降のビッグレースにもつながっていく“出世レース”としても近年は注目されている一戦です。

さて、今回もサイン理論でレースを予想していきたいと思いますが、最近個人的に気になっている時事ネタは、一年の世相を表す「今年の漢字」で発表された「金」というキーワードです。

「金」が選ばれたのは2000年、12年、16年に続き4回目。東京五輪で日本人選手が多数の「金」メダルを取ったことや、大谷翔平選手が大リーグでMVPを獲得、藤井聡太さんの最年少四冠達成など各界で「金」字塔を打ち立てたことなどをはじめ、給付「金」や新紙幣、新硬貨などお「金」にまつわる話も話題に上ったことを理由として挙げています。

今年の出走馬で関連性がありそうな馬は、馬名に“金(きん)”という言葉が入った「キングカメハメハ」を父に持つ馬。該当馬は「ジオグリフ」と「シンリミテス」の2頭。

ジオグリフは前走の札幌2歳Sを快勝し、重賞初挑戦にして初勝利を達成。新馬で負かしたアサヒは、のちの東京スポーツ杯2歳Sで2着と戦ってきた相手も上質。今の力が要る阪神の芝も合いそうで、今回は上位人気の一角となりそううです。

シンリミテスは前走、ダート1400mの未勝利戦を快勝。外枠からスムーズに先行して3番手の位置から進めると、直線では淡々としたペースを好位からしぶとい走りで抜け差し、ゴール前で逃げ馬をかわしてクビ差差し切りました。ダートへの高い適性を示した前走でしたが、今のタフな阪神なら同馬向きの馬場とも言えるでしょう。おそらく人気的には二桁人気も有り得る穴馬。波乱も少なくない一戦なだけに、伏兵の台頭にも十分注意したいところです。

ということで今年の朝日杯FSは、一年の世相を表す「今年の漢字」で発表された「金」をサインとし、“金(きん)”という単語が馬名に入った「キングカメハメハ」を父に持つ「ジオグリフ」と「シンリミテス」の2頭をサイン馬として有力視したいと思います。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。