牝馬限定のハンデG3「ターコイズS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アンドラステ(牝5、中内田充厩舎)
12/15(水)栗東・CW(良)5F73.4-4F56.8ー3F39.8-1F11.4(馬なり)
中井裕二騎手を背に栗東CWコースで単走(レースは岩田望来騎手)。終始馬なりで軽めの内容でしたが、行きっぷりは抜群で、加速するとラスト1Fは11.4の好時計をマークしてゴール。全体時計は平凡でしたが、しっかりした加速ラップで終いも切れる伸び脚を披露しました。1週前はCWコースで強めに追われ、5F67.2-1F11.2の好時計をマーク。負荷は先週かけられており、最終は輸送も考慮してCWコースで気分良く走らせてと、すでに走る態勢は整っている印象です。
スマートリアン(牝4、石橋守厩舎)
12/15(水)栗東・坂路(良)4F54.3-3F39.3ー2F25.5-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場外側をリズム良く駆け上り、最後はやや強めに追われてラスト1Fは12.1の好時計をマーク。頭が高いところは相変わらず気になりますが、普段からなのでそこまで気にしなくても良いでしょう。1週前はCWコースで一杯に追われ、重馬場を力強いフットワークで駆け抜け、先行させていた併走馬を楽に圧倒して2馬身先着しました。時計も5F66.4-1F11.4と優秀で、先週の時点ですでに動ける状態は整っている印象。万全の仕上がりと見て良さそうです。
ミスニューヨーク(牝4、杉山晴紀厩舎)
12/15(水)栗東・坂路(良)4F54.3-3F38.6ー2F25.0-1F12.4(馬なり)
M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の外側をゆったりと馬なりのまま流す程度の、軽めの内容でした。1週前には南Wで強めに追われ、5F67.4。ラスト1Fは12.0の鋭い伸び脚で併せ馬を圧倒して2馬身先着しました。前走は4コーナーで前に入られる不利があっての12着大敗と不完全燃焼のレースだったせいか、疲れも全く無し。手綱を緩めればさらに弾けそうな走りに映りましたし、少なくとも前回のデキを下回るということはなさそうです。