【東京大賞典2021予想】本当に今年最後のG1はこのレース!オメガパフュームやウェスタールンドなど出走予定馬を考察

中央は28日で締めますが、地方は31日まで開催。正真正銘今年最後のG1を飾るのは、29日に開催される「東京大賞典」となります。今年最後のG1ホースは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

オメガパフューム(牡6、安田翔伍厩舎)

東京大賞典を3連覇中のオメガパフューム。前走のJBCクラシックは4年連続の2着と、ダートG1戦線では欠かすことの出来ない存在です。とくに大井競馬場での好走が多く、成績は8戦して4勝、2着3回、5着1回という抜群の安定感を誇ります。繊細な体つきながらも鋭い末脚を武器に持っており、急なスピードの減速が起こる大井は相性の良いコース。近走はズブさも見せていますが、ベスト舞台のここなら大きく崩れることはなさそうです。

ウェスタールンド(セ9、佐々木晶厩舎)

昨年の3着馬、ウェスタールンド。チャンピオンズC・2着や、東京大賞典・3着などダートG1の実績は上位。展開に左右されるので勝ちきれないレースも見られますが、コースや馬場を問わず安定して鋭い末脚を繰り出してくる馬です。昨年重賞初勝利を果たしたアンタレスSでは、3~4コーナーをスピードに乗った状態でまわって大外から押し上げ、ラストも鋭さを見せて快勝。急なコーナーを速いスピードで回れるコーナリング力もここでは大きな武器となります。9歳という年齢から大きな上がり目を期待するのは酷ですが、末脚生きる展開なら勝ち負けする力は十分あると言えるでしょう。

クリンチャー(牡7、宮本博厩舎)

今年の帝王賞・3着のクリンチャー。昨年みやこSを快勝してダート重賞初勝利を果たすと、今年は佐賀記念と名古屋大賞典を勝ち、帝王賞では勝ち馬と0秒7差の3着に好走し、地方ダートで好成績を残しています。右回りでの好走が多く、前走の左回りから右回りへ替わる点はプラス材料。また、ダート馬の中でもスタミナが豊富なタイプで、レース上がりはかかればかかる程良いタイプ。ペースの緩まない上りのかかる展開なら、勝機を見出すチャンスは十分にありそうです。