3連休にかけて桜の開花をうながすような暖かさが続いておりますね。各地でクラシックのトライアルも開催され始め、いよいよ春のG1シーズンが楽しみになってきました。今週末の競馬は阪神の日曜メインで「阪神大賞典」が開催。クラシック世代が盛り上がりを見せておりますが、古馬勢にもそれに負けない競馬を見せてもらいところです。
さて、今回の阪神大賞典の一番の目玉は何と言っても昨年のクラシックの3強の一角とも言われるサトノダイヤモンドでしょう。前走1着の有馬記念から約3ヶ月で年明け初戦、古馬として走る第一戦目でどんな競馬を見せてくれるのか大きな期待と楽しみがあります。デビューから手綱を握るC.ルメール騎手の信頼度も高いです。
対抗馬の最有力候補が昨年の同レースの覇者であるシュヴァルグラン。今年も福永祐一騎手で連覇を目指して参戦します。サトノダイヤモンド同様に有馬記念(6着)ぶりとなりますが、ここは得意の距離ですから昨年の王者としての意地を見せてもらいたいですね。
今回は実績的に見てもこの2頭が抜けている2強の状態。この2頭が中心となるのは間違いがなさそうですが、これに対抗できそうな馬を探すのが今年の阪神大賞典の醍醐味と言えそうです。
まず一番に目についたのはワンアンドオンリーです。近走の成績からダービー馬の称号も薄れつつありますが、「このメンバー相手なら3着くらいは…いや、あるいは…?」と頭をよぎったのは私だけではないはずです。今回は長距離巧者の武豊騎手へ乗り替わるということもあり魅力的な一頭となっております。ワナの臭いがプンプンしますが、ワナ上等で買うしかないと思っております。
とは言え、1番人気は過去10年で[4-3-2-1](勝率40%、連対率70%、複勝率90%)と優秀ですし、配当も半分が三連単で1万円以下ですから過度な大荒れは期待できません。ワンアンドオンリーのような中穴あたりを摘んで楽しもうかなといった具合です。上位は馬が強いですが、今回は3000mの長距離戦です。「長距離は騎手で買え」という競馬の格言もあるくらいですから、騎手の技量にもウェイトを置いて買いたいと思っております。