今週25日(土)は阪神競馬場で第64回毎日杯が開催。歴の長いレースで、過去の勝ち馬にはダービーを制したキズナや、NHKマイルCを制したダノンシャンティやディープスカイなど、春のG1シーズンでの活躍馬を多数輩出しております。大一番につながる注目の3歳重賞ですね。今回はコース改修後の2007年からの10年間の過去データも見ていきながら、好走馬を導き出していきたいと思います。
重賞5着内の好走経験があり、前走1800mを走っている馬が中心
過去10年の勝ち馬10頭中5頭は、重賞で5着内に入った経験がある馬。重賞で好走経験がある馬が比較的好走しやすい傾向にあるようです。今回のメンバーで重賞5着内の経験があるのは、札幌2歳S3着のアドマイヤウィナー、京成杯2着のガンサリュート、きさらぎ賞2着のサトノアーサー、シンザン記念4着のトラストの4頭です。
さらに絞っていきましょう。過去10年の前走データによれば、前走が1800mだった馬の好走率が強い傾向にあります(6-5-5-37)。上記であげた4頭で前走が1800mだったのは京都芝1800mのきさらぎ賞2着のサトノアーサーのみとなります。
サトノアーサーは間違いなく今回の1番人気の最有力候補。他の有力どころを見ても2番人気に差をつけるかたちで人気となりそうです。ちなみに1番人気の過去10年の成績は[5-1-2-2]とこちらも優秀です。
ここはデータ的にも買い要素の多いサトノアーサーが中心と考えて間違いないでしょう。先週は阪神では1.1倍のサトノダイヤモンド、中山では1.3倍のファンディーナが優勝し、1倍台の1番人気が実力通りの強い競馬で人気に応えております。今週はサトノアーサーが1倍台の人気となりそうですが、果たして期待に応える走りを見せてくれるのでしょうか?前走きさらぎ賞2着で皐月賞への出走も叶ったサトノアーサー、舞台は違えど本番前にしっかりとここでリハーサルを行っておきたいところです。サトノダイヤモンドやファンディーナのように1倍台前半とまではいかなそうですから、単勝馬券での勝負も買いやすいのではないかと思っております。