先週25日(土)にアラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場で開催されたドバイワールドカップデー各レースに出走した11頭(うち1頭回避)の日本馬が、無事に関西国際空港に到着しました。この後は輸入検疫のため、三木ホースランドパークへ入厩しました。
ドバイ3競走のうちの1戦、ドバイターフを鼻出血の発症が原因で直前に回避することになったリアルスティールも無事に帰国しました。
鼻出血と言えばこれが原因で引退した最強牝馬ウオッカや秋華賞レッドデザイアなどが思い浮かびますが、同じ症状なだけにインターネットの某掲示板では「引退かもな」「復帰が厳しいなら種牡馬入りだろう…」「ここから復帰するには相当難しいぞ」引退を心配する声も囁かれております。
ウオッカはジャパンカップで鼻出血が発症し、ドバイで再発してそのまま引退となりましたが、宝塚記念を肺出血で回避したオルフェーヴルは休んだ後は再発せず、全く問題無かったケースもあります。鼻出血には「外傷性」、「カビによる真菌性」、「肺出血」と、大きくわけて3つの要因があり、その中でも「肺出血」は習慣性となりやすいため、能力発揮に大きな影響を及ぼします。
いずれにしても程度によるところが大きく、詳しい症状が明かされていないため我々ファンとしては無事を望むよりほかありません。まずはしっかり休んで治療に専念してもらいたいと思います。
3歳時はダービー後に凱旋門賞へ登録しておりましたが、後日骨折が判明し凱旋門賞を断念するはめに。今年も直前の回避で残念な結果となり、運の無さに見舞われたリアルスティール。今年は元メジャーリーガーの佐々木主浩オーナーのヴィブロスがドバイターフを優勝し、日本馬による連覇を果たしてくれましたが、リアルスティールの活躍に期待していたファンも少なくないはず。ターフへの復帰を楽しみに待ちたいと思います。