【JRA日経新春杯2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

長距離古馬ハンデ重賞「日経新春杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ステラヴェローチェ(牡4、須貝尚介厩舎)

1/13(木)栗東・CW(良)6F81.0-5F65.6-4F50.5-3F35.9-1F11.2(強め)

M.デムーロ騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬リューベックを10馬身追走と相手を大きく先行させるも合わせがうまく行かず、結果的に単走のような形になってしまいましたが、動きと時計は文句なし。4Fあたりから徐々にスピードを上げ、直線は持ったままでも強めに追われてラスト1Fは11.2という好時計で突き抜けました。2戦連続してG1を戦った反動が懸念されましたが、稽古の順調さと実際の動きからは不安は感じられません。引き続き好状態にあると見ます。

フライライクバード(牡5、友道康夫厩舎)

1/13(木)栗東・CW(良)7F99.0-6F82.5-5F67.4-4F52.4-3F37.5-1F11.5(馬なり)

武豊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬ジュンブルースカイを1馬身先行させ、コーナーを大きく回って直線序盤で並びかけると、馬なりのまま抜群の手応えで伸びてラスト1Fは11.5と鋭く伸びて半馬身先着しました。1週前は雪が降るCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われたヨーホーレイクをラスト1F11.3の末脚で圧倒して半馬身先着と、好内容の追い切りを披露しました。もともと追い切りは動くタイプの馬ですが、先週・最終の追い切りは時計的にも内容的にも前走以上。絶好の仕上がりにあると言えそうです。

クラヴェル(牝5、安田翔伍厩舎)

1/13(木)栗東・CW(良)6F81.5-5F66.3-4F51.6-3F36.7-1F11.5(馬なり)

栗東CWコースで2頭併せ。僚馬キングオブコージを5馬身追走し、4コーナー手前から徐々に差を詰めると、直線は内から伸びて馬なりながらラスト1F11.5の好時計をマークして併入しました。折り合いと反応を確かめる程度の軽めの内容でしたが、1週前は坂路で一杯に追われ、4F52.5-1F12.5をマークとしっかり負荷がかけられています。大きな底上げがあるわけではありませんが、臨戦態勢は良く、愛知杯ではなく牡馬相手のこちらへ駒を進めてきたことからも、状態面に関しては自信を持てる仕上がりにありそうです。