2日(日)に阪神競馬場で開催された大阪杯は、武豊騎手が騎乗する1番人気のキタサンブラックが優勝した。勝ちタイムは1:58.9。
レースはマルターズアポジーがハナをきり、2番手のロードヴァンドールに3馬身のリードをとって宣言通りに逃げて行った。キタサンブラックは内の3番手、すぐ外に並んでステファノスが先行して追走した。1000m通過は59.6秒とはやいが、5~6馬身ほどリードを広げて逃げるマルターズアポジーが刻んだもの。4コーナーで各馬が前へ進出し逃げ馬との差が詰まると、直線で3番手のキタサンブラックがまずは先頭をとらえると楽な手応えで交わしていく。外からステファノス、ヤマカツエースが猛追するも、粘るキタサンブラックには並ぶこともできずそのままキタサンブラックが優勝した。
優勝したキタサンブラックはこの勝利で重賞7勝目を達成。G1は4勝目、2000mの重賞は初勝利となった。春はこの大阪杯と、天皇賞・春、宝塚記念のG1・3戦のローテーションが組まれているが、見事に初戦を白星で飾った。キタサンブラックは父ブラックタイド、母シュガーハート、母父サクラバクシンオーという血統。