2日(日)に阪神競馬場で開催された大阪杯を制したキタサンブラック。そのオーナーである北島三郎氏はこの日は恒例のまつりは歌わなかったが、「感動、感激!この興奮は何回あってもいいですね」と勝利の余韻に浸った。
年明けには年内引退という話を出していたが、レース後に取材に応じた際には「武(豊)さんと清水調教師には悪いけど、引退はやめたいなと。さみしくなっちゃうんだよね、いなくなると。もう1年くらい、元気のいい姿で走ってもらいたい。そういう思いに今日なりました。」とコメントし、年内引退を撤回。
キタサンブラックは、この勝利でアイルランドのレパーズタウン競馬場で行われる愛チャンピオンステークス(G1、9月9日、芝2,000m)の優先出走権を獲得した。凱旋門賞を含めた海外遠征について北島オーナーは、「行くのは寂しい気持ちが親心としてあります。でも馬の体調が良ければ、そして皆さんが望むのであれば、決して反対はしていませんよ。」と前向きなコメントを残した。
我々ファンが望むのならキタサンブラックの凱旋門賞出走も夢ではないというのは、我々ファンにとっては吉報。年始のJRA賞授賞式では鞍上の武豊騎手もキタサンブラックに対し、「シャンティイの芝適性はあると思います。」とコメントしているように、フランスの舞台への挑戦現実をアピールしており、凱旋門賞挑戦を望んでいるファンは少なくない。個人的には、これまでの勝ちっぷりからもぜひ挑戦してもらいたいという気持ちがあるが、皆さんはどうだろうか?