【加付式“連番の法則”】日経新春杯など先週の回顧・検証

新春の変則開催も終わり、先週から2022年の3場2日間・通常開催が始まった。土曜には中京で「第59回愛知杯(GⅢ)」、日曜には中山で「第62回 京成杯(GⅢ)」、中京で「第69回 日経新春杯(GⅡ)」が行われた。

土曜の愛知杯では、7番人気ルビーカサブランカが勝ち、鞍上・武豊騎手はデビュー年以来のJRA重賞勝利記録を36年連続と自らの記録をまたひとつ更新した。2着に3番人気マリアエレーナ、3着には6番人気デゼルが入り、連番の法則 「一組連番」決着。日曜の2重賞は、残念ながら法則外決着。京成杯では、6番人気オニャンコポン(菅原明良騎手)、日経新春杯は3番人気ヨーホーレイク(川田将雅騎手)が、ともに重賞初勝利を挙げた。

先週一週間の主なニュース

初仔
史上初、史上最多の9冠をもって引退、繁殖入りしたアーモンドアイが、13日未明に初仔(父エピファネイア)となる牡馬を無事出産。早ければ24年にもデビューする。
坂井瑠星騎手
15日の中京5Rで、現役61人目となるJRA通算200勝を達成した。
松山弘平騎手
15日の中京7Rで、現役27人目となるJRA通算900勝を達成した。
古川吉洋騎手
15日の小倉1Rで、現役32人目となるJRA通算10,000回騎乗を達成した。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

1月15日
-中山中京小倉合計出現率(%)
ALL連番121411.1
一組連番243(1)925.0
同番12038.3
合計484--
出現率(%)33.366.733.3--
1月16日
-中山中京小倉合計出現率(%)
ALL連番20025.6
一組連番3(2)8(3)7(5)1850.0
同番20025.6
合計787--
出現率(%)58.366.758.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週は2日間3場開催の計72レースで「一組連番」が計27レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計5レース、という内訳。第3場の小倉では土日とも不発に終わった「ALL連番」「同番」だが、トータル出現数では中山・中京で堅調ぶりを発揮。「一組連番」は日曜中京・小倉で盛り返したが、土曜に全体的に低調で、トータルでも全体的にやや低めとなった。配当的には、100万超が1回出現したが、10万超が7本と好配当はやや少なめとなった。場別出現率では全体的に土曜が法則不調、特に中山と小倉でともに「33.3%」とかなり低調となった。土曜中京と日曜には3場すべてで「58.3~66.7%」と平均的数値を示した。

新年の幕開け以来、他2組にやや押されていた「一組連番」だが、それにしても先週の土曜はを感じさせるほどの低調ぶり。中山では2回、小倉でも3回と散々な結果に終わった。日曜も中山では引き続き少出現となったが、中京・小倉では各々8回、7回と盛り返しをみせた。お勧めの「同枠・一組連番」も中京で3回、小倉では実に7回中5回を占め、先週唯一の100万超配当も「同枠・一組連番」から。日曜3場では唯一非重賞であったものの小倉メイン「門司S」でも、2番人気との「同枠・一組連番」から17万配当となった。 まだまだ人気薄「同枠」には要警戒である。

堅調持続の「同番」は、前述どおり小倉で不発。中山・中京ではほぼ平常数出現し、好配当は土曜中京、日曜中山、といった具合。いずれも軸馬はすべて推奨人気内で、中京での10万弱2回に中山では50万超高額配当も。通常「荒れるローカル開催」でこそ威力を発揮する「同番」だが、次週以降の爆発に期待しよう。

年明けも好調持続な「ALL連番」は、土曜は3場すべてで出現。配当的には、土曜に出現1回ではあったものの1番人気1着から10万弱、日曜には出現2回とも10万超となった中山でかなりの威力を発揮していた。「同枠2頭絡み」が無かったので、少額での組み方が難しかったかもしれないが、推奨人気からの「BOX」などを活用し、次週以降も「ALL連番」はお勧めだ。

「万馬券の宝庫・最終R」は、全6回中法則決着は2回。前週「5回に1回以上の10万超は期待できる」と記した10万超が、先週も法則から1回し、「同番」項での中山の50万超がそれである。軸馬は2着に入った4番人気であったので、推奨人気から同馬を軸に「同番」で挑めた方には手に出来た可能性大であったのではなかろうか。法則外4回からも10万超高額が3回出たので、今年もいよいよ「最終R」の威力発揮となってきた。