JRAブラストワンピースが引退、今後は乗馬に

2018年の有馬記念の勝ち馬、ブラストワンピース(牡7、大竹正博厩舎)が現役を引退することが明らかになった。19日、同馬を所有するシルクレーシングがクラブのホームページで発表した。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬になる。

昨年8月に出走した札幌記念・5着後に右前球節を痛め、放牧先のノーザンファーム天栄で様子を見ながら復帰時期を模索していた。しかし、その後も状態は回復せず、ターフを去ることが決定した。

ブラストワンピースは2017年11月に東京の芝1800mでデビュー。翌年2018年の毎日杯を制して重賞初制覇を果たすと、同年の新潟記念を制して重賞2勝目を達成。暮れの有馬記念も制し、悲願のG1初制覇を達成した。5歳の2019年には凱旋門賞(11着)に挑戦するなど海外遠征にも挑戦。帰国初戦の2020年アメリカJCCが最後の勝利、昨年2021年の札幌記念・5着がラストランとなった。

ブラストワンピースは父ハービンジャー、母ツルマルワンピース、母父キングカメハメハという血統。通算成績は18戦7勝、うち重賞は5勝。ブラストワンピース号、お疲れさまでした。