クラシックをにらむ精鋭が集まる注目の一戦ですが、メンバーレベルとしては驚くほど高い馬はいないという印象で、どの馬にもチャンスはありそうです。中京は今週末が最終週でタフな差し馬場となっており、メンバーレベルが拮抗しているここは条件や適性面で上位の馬から狙っていきたいところです。
となれば狙いたいのは、前走ホープフルSで6着だったマテンロウレオです。6着に敗れたとは言え勝ち馬とは0秒5差と大きくは離れておらず、むしろ直線の短いタフな暮れの中山で前が残る展開と厳しい条件ながら一瞬の脚を見せてきた点は高く評価したいところです。
末脚を十分に生かせそうな中京へ替わる点はプラスで、最終週のタフな馬場も合いそうです。坂も阪神と中山でしっかりこなせていますし、デビュー戦では内の狭いところを割って2着に好走しており、脚力だけでなく競馬センスの高さもあります。相手が一気に楽になるここは最上位と見て、本命視したいと思います。
続いて相手ですが、今回対抗馬として最有力視しているのが、前走ホープフルS・10着から巻き返しを狙うアスクワイルドモアです。前走のホープフルSは休み明け、落鉄、出遅れなど、条件が全く向かなかったので度外視しても良さそうです。これまでの洋芝での成績から時計はかかったほうがいいタイプで、本命のマテンロウレオ同様にこちらも最終週の馬場コンディションは歓迎でしょう。
また、初勝利が3戦目で、直後の札幌2歳Sで2着に好走していることからおそらく叩かれて良くなるタイプ。タフな馬場への適性と前走からの上積みが見込める点は好材料です。
勝った3戦目の未勝利は、最内枠から4番手のインコースで先行し、狭いところを割って抜け出して快勝しており、本来は前目から進めて粘っていく競馬がこの馬の好走パターン。未勝利を勝った時のように、もう少し前目のポジションで先行力をいかす競馬が出来れば好勝負は十分可能でしょう
ということで今年のきさらぎ賞は、本命マテンロウレオ、対抗アスクワイルドモアという予想で勝負したいと思います。