【京都記念2022予想】ユーバーレーベンの2つの不安材料とは?

阪神競馬の日曜メインは「京都記念」。後にG1戦線で活躍する馬を多く輩出している歴史ある一戦です。今年のメンバーだと、昨年オークスを勝ったユーバーレーベンが主力と見られます。

前走のジャパンCはコントレイルをマークしながら運ぶも、直線でスペースをなくして6着敗退。2走前の秋華賞では出遅れて終始後方のまま13着敗退と近2戦は不振が続いていますが、前走のジャパンCも強敵が相手でしたし、秋華賞もぶっつけの急仕上げの競馬だったと見れば見限るのは早計にも思えます。

ただ、この馬の本命はあくまでこの後のドバイ遠征。1月13日に帰厩し、その後は順調に調整されているようですが、遠征組はユーバーレーベンのみですし、海外遠征も控えているとなればデキはそこまで。ここはあくまで叩きの一戦で、状態はこのレース後に良化していく調整でしょう。

昨年の京都記念の覇者ラヴズオンリーユーは、その後のドバイシーマクラシックで3着に好走しており、同レースの好走馬がドバイでも好走。ただ、過去に同レースからドバイ遠征へ行った馬は過去10年で9頭いますが、京都記念の成績は【1-1-1-6】とそこまで。ドバイ遠征組が同レースで好走するケースは少なく、やはり狙うならメイチの次走の方が賢明にも思えます。

もう一つの不安材料は開幕週の馬場です。馬場は渋った方が良いタイプなので、高速馬場で前が止まらない展開では勝ち切るのは困難。出遅れ率も高いことも考えると、目標レースを先に見ている中、開幕週の馬場を八分のデキで差し切るのはさすがに厳しそうに思えます。ただ今週は週後半雪の予報も出ているので、馬場の状態は前日からチェックしておきたいところです。

阪神の内回りは秋華賞・13着と大敗しているだけに、舞台適性も踏まえてここでどこまでやれるか、ここは試金石の一戦となりそうです。