3歳牝馬のマイルG3「クイーンC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
スターズオンアース(牝3、高柳瑞樹厩舎)
2/9(水)美浦・南W(良)6F81.9-5F65.7-4F50.7-3F36.8-1F11.6(馬なり)
横山武史騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。僚馬ゲインスプレマシーを4馬身追走し、直線で軽く促されると内から一気に脚を伸ばしてラスト1Fは11.6の鋭い切れ味を披露して3馬身先着しました。ラスト1Fまでしっかり我慢をきかせて最後はしっかり弾けてとメリハリのある調教を消化しており、時計も自己ベスト更新と申し分ありません。前走は内にモタれるところがありましたが、中間は在厩で口向きを修正していますし、左回りなら不安も少ないでしょう。
モズゴールドバレル(牝3、藤岡健一厩舎)
2/9(水)栗東・CW(良)5F68.4-4F52.4-3F36.8-1F11.3(一杯)
M.デムーロ騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。序盤は僚馬ギブミーラブを1馬身追走しながらゆったりと入り、コーナーで内から差を詰めると、しまい重点に一杯に追われてラスト1Fは11.3と圧巻の伸びを見せて1馬身半先着しました。前走の最終追いでもラスト1Fは11.2と鋭い伸び脚を披露しており、相変わらず切れ味は上々です。前走は馬体を減らしていましたが、放牧から帰って体も戻ってきているようで、良化気配がうかがえます。
スタティスティクス(牝3、石坂公一厩舎)
2/9(水)栗東・坂路(良)4F53.3-3F37.9-2F24.5-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を馬なりのまま駆け上がりラスト1F12.3をマーク。最終は流す程度の軽めの調教でしたが、1週前はCWコースで一杯に追われて6F85.4-1F11.3と、しまいは先週も最終も切れる伸び脚を披露。未勝利戦を勝ってから調教でしっかり動いて時計を出すようになってきており、前走の追い切りでも坂路でびっしり追われて動いていました。今回は坂路単走でも自ら動いていく姿勢が見られ、成長を遂げた印象があります。放牧を挟んでここを目標に調整が進められてきた今回は、いよいよ本領発揮となりそうです。