今週は小倉の名物ハンデ重賞「小倉大賞典」が開催です。スターホースの参戦は少ないですが、例年混戦模様で予想のし甲斐があるレースです。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
アリーヴォ(牡4、杉山晴紀厩舎)
昨秋の菊花賞7着後、年明け初戦の壇之浦Sでオープン入りを決めたアリーヴォ。小倉コースは4戦4勝と好成績で、高速決着と時計のかかる馬場でも快勝しており、異なる条件でも結果を出しているのは能力が高い証拠でしょう。キャリア9戦中7戦が馬券圏内と安定しており、崩れた2戦もG1菊花賞とダートのデビュー戦。得意の小倉の芝中距離なら、悲願の重賞初勝利も狙えるでしょう。
ダブルシャープ(牡7、渡辺薫彦厩舎)
昨年の小倉大賞典・4着のダブルシャープ。小倉コースは8戦して3勝2着3回で、圏外に敗れた2戦も4着、6着と差のない競馬でした。前走オープンの関門橋Sでは好位から押し切る強い競馬で快勝し、1年ぶりに同じ重賞の舞台へ戻ってきました。中団あたりからの差しで決め手を繰り出す競馬もできる馬で、後方過ぎない位置で競馬ができれば勝ち負けになるでしょう。
ヴァイスメテオール(牡4、木村哲也厩舎)
昨年のラジオNIKKEI賞を制し、重賞初制覇を果たしたヴァイスメテオール。前走の菊花賞は16着と大敗しましたが、距離の問題に加えて、3か月半ぶりで初の関西輸送と厳しい条件だったことを考慮すれば割り切れる一戦でしょう。小倉は初出走となりますが、福島1800mのラジオNIKKEI賞の勝ちっぷりからも、小回りコースで器用さを生かすタイプ。実績のある1800mに距離短縮するここなら、巻き返しは十分可能でしょう。