これまで北海道新冠町にあるビッグレッドファームで繋養中であった須貝厩舎のゴールドシップ(牡6)がついに動き出した。今月10日に栗東に帰厩したゴールドシップだが始動戦を前にまずはゲート再審査を受けてこれに合格する必要がある。今年の天皇賞春と宝塚記念での度重なるゲートトラブルを考えれば当然のことか。しかし引退まであとわずかだと言うのにG1を6勝もしている馬がゲート再審査を受け無くてはならないとは、どこまでもヤンチャな馬である。それがこの馬の魅力でもあるのだが。
須貝師は来週にもゲート再審査を行う予定であるということを明かしている。ゲート再審査の結果がどうなるのかもまだ不明のため今後の詳しいローテーションなどに関してはいまだ未定のままである。年末の有馬記念が引退レースであることは決まっているが天皇賞秋やジャパンカップといった秋のG1への出走は間に合うのだろうか。さんざん世間を賑わせたゴールドシップだが来年は走る姿を見れないと思うと何だが寂しいものだ。引退までに走れるレースも限られてきているので無事にゲート再審査に合格することを祈るばかりである。