中山競馬開幕一発目の重賞「中山記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ダノンザキッド(牡4、安田隆行厩舎)
2/23(水)栗東・CW(良)6F87.7-5F71.4-4F55.9-3F39.4-1F11.4(馬なり)
栗東CWコースで単走。輸送を考慮して最終追いは軽めの調整でしたが、ラスト1F11.4のシャープな伸びを披露してゴール。前走の最終追いでもラスト1Fは同じ11.4をマークしていますが、強めに追われた前走に対して今回は馬なりで楽に好時計をマークしており、時計以上の動きを披露しました。本追い切りは1週前で、川田将雅騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F82.5-1F11.0と終いは圧巻の好時計で古馬OP馬のダイアトニックを寄せ付けずに先着する好内容の追い切りを消化。万全の仕上がりで好気配です。
アドマイヤハダル(牡4、大久保龍厩舎)
2/23(水)栗東・坂路(良)4F52.6-3F38.0-2F24.4-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の内めを力強く駆け上がり、しまい重点に追われるとラスト1Fは11.9の鋭い脚を繰り出してゴール。手前替えでややスムーズさを欠いたものの、左手前に替わってからの伸びは上々で、首を前に突き出す推進力のある走りで活気も十分でした。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F79.9-1F11.5の好時計をマークして1馬身先着と好内容の追い切りを消化。いずれも抑え目ながら好内容の追い切りを消化しており、仕上がりは良好です。
ガロアクリーク(牡5、上原博之厩舎)
2/23(水)美浦・南W(良)5F66.5-4F51.4-3F37.4-1F11.4(馬なり)
田辺裕信騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。僚馬ナリノモンターニュを2馬身追走し、コーナーでは抜群の手応えで差を詰め、直線は外からラスト1F11.4の好時計をマークして1馬身先着しました。手前を替える際に一瞬相手に離されるも、その後は持ったままながらも一気に突き抜けてゴール板通過後も最後まで伸びていました。1週前は南Wで3頭併せを行い、大きく先行した相手に2馬身先着と好内容の追い切りを連発。約8ヶ月ぶりと久々でも、好仕上がりの印象です。