【加付式“連番の法則”】中山記念など先週の回顧・検証

先週は日曜に2重賞、中山で「第96回 中山記念(GⅡ)」、阪神で「第66回 阪急杯(GⅢ)」が行われた。

中山記念は先行勢が揃ったことで展開も注目されたが、敢然と福島記念同様1000m通過57秒台のハイペースな単騎逃げに持ち込んだ2番人気パンサラッサ(吉田豊騎手)が、2馬身半差をつけて堂々の逃げ切り勝ち。2着に4番人気カラテ、3着に3番人気アドマイヤハダルの連番の法則「同枠・一組連番」決着。

阪神の阪急杯では、1番人気ダイアトニック(岩田康誠騎手)が重賞3勝目を挙げ、2着に9番人気トゥラヴェスーラ、3着に6番人気サンライズオネストと入りこちらも1・2着の「一組連番」で決着となった。

先週一週間の主なニュース

引退
7名の調教師(浅見秀一、古賀史生、高橋祥泰、田中清隆、楢崎孝、藤沢和雄、堀井雅広(敬称略)が最終週を迎え、2月28日付けで引退となった。
サウジカップデー
26日、サウジアラビアで行われた重賞6競争に日本馬が参戦しGⅢ4競走で優勝(芝のオーソリティ、ソングライン、ステイフーリッシュ、ダートのダンシングプリンス)なお、サウジダービー出走のセキフウ、コンシリエーレは2・3着、GⅠサウジカップに出走したマルシュロレーヌ、テーオーケインズは各々6着、8着という結果。
訃報
1995年のGⅠ・阪神3歳牝馬Sなどを制し、ブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどの母馬としても活躍したビワハイジが25日、老衰のため死亡。29歳であった。
田中勝春騎手
26日、中山8レースで史上11人目、現役5人目となるJRA通算1,800勝を達成。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

2月26日
-中山阪神小倉合計出現率(%)
ALL連番02(1)3513.9
一組連番6(2)561747.2
同番2(1)0025.6
合計879--
出現率(%)66.758.375.0--
2月27日
-中山阪神小倉合計出現率(%)
ALL連番00112.8
一組連番7(4)8(3)6(3)2158.3
同番21(1)2(1)513.9
合計999--
出現率(%)75.075.075.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週から東の開催が東京から中山に変わり、2日間3場開催の計72レースで「一組連番」が計38レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計7レースという内訳。3組すべてが通常モードで出現した。2日間全場で、「58.3~75.5%」と高出現率を残し、配当的にも100万超1回、10万超が8回と高額もほぼ通常モードで出現した先週であった。

「一組連番」は、前週のような極端に少ない開催もなく、満遍なく確率メインを発揮。目立った出現傾向としては、土曜は中山で6回中2回、日曜は3場すべて計21回中10回と出現の「同枠・一組連番」。10万超高配当は、「同枠・一組連番」から2回、推奨軸馬人気から4回出ていた。引き続き推奨人気内から軸馬を絞り、特に「人気薄・同枠馬」に注意を払って抑えるのが高配当への近道である。

「ALL連番」は計6回出現したが、際立ったのは土曜小倉。1日3回の固め打ち、さらに2週連続で1番人気1着から10万超の高配当(3連複21万、3連単61万)が出現。前週記した「高配当のセオリーは『ローカル開催』、馬場の荒れ具合も加味して来週以降も重点的に」が、そのまま出現した格好。しかも前週と同じく、1番人気1着から2・3着が2桁人気での高配当。次週はローカル開催が無いが、再来週からは復活する。いずれにしても推奨人気内から少額投資で高配当が望める方向への「ALL連番」を抑えよう。

「同番」は先週も全7回。7回中5回が万馬券で、1日複数回も3開催から。土曜東京では、1番人気との「同番」かつ「一組連番」の条件重複から10万超高配当、また日曜阪神では、2番人気との「同番」かつ「一組連番」かつ「同枠2頭絡み」の3条件重複から8万配当となった。そして日曜小倉での先週唯一の100万超配当は、7番人気との「同番」であったが、同レースは1番人気から8番人気までが3倍超~10倍台の混戦レース。確かに軸馬が推奨人気から外れたので狙い難いところではあったが、混戦模様から絞った狙い馬が的中した際に「同番」を抑え忘れて取り逃さないようにしよう。

「万馬券の宝庫・最終R」は前週の不発から一転し、6回中5回が法則決着。5回に1回以上の10万超高配当も2回。2番人気1着との「一組連番」から22万の日曜中山、1番人気1着との「一組連番」から16万の日曜阪神。さらに日曜は、小倉でも「同枠・一組連番」から9.6万のほぼ10万配当となった。最終Rまで諦めずに、是非大型配当に挑んでほしい。