春のG1への前哨戦となる「金鯱賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ジャックドール(牡4、藤岡健一厩舎)
3/9(水)栗東・CW(良)6F80.8-5F64.5-4F49.6-3F35.6-1F11.3(一杯)
藤岡佑介騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬スーパーホープを2馬身追走し、直線は内から一杯に追われると、同じく一杯に追われた相手をゴール前で半馬身交わしてゴール。ラスト1Fは11.3の好時計で終いは鋭い脚を披露し、長めにやって5Fも自己ベストと同等の時計をマークと、好調ぶりがうかがえます。1週前も坂路で一杯に追われ、4F52.7-1F12.2の好時計をマークして併せ馬にクビ差先着と、中間も元気一杯の様子。体質的な弱さがあった昨年春からすっかり成長し、ダメージも見られません。引き続き好調キープと見て良いでしょう。
サンレイポケット(牡7、高橋義忠厩舎)
3/9(水)栗東・坂路(良)4F52.7-3F38.2-2F24.3-1F11.9(一杯)
鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬ファルヴォーレの内から鞭も入って一杯に追われると、ラスト2Fは12.4-11.9の好ラップで伸びて1馬身先着しました。1週前も鮫島騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、終い重点に追われると6F85.1-1F11.1とラスト1Fは圧巻の切れ味を見せて併入。前走の追い切りでは終いにまだズブさを見せていましたが、今回はそれも見られずひと叩きされてしっかり良化してきた印象を受けます。上積みが見込めるここは好状態で臨めそうです。
ソフトフルート(牝5、斉藤崇史厩舎)
3/9(水)栗東・CW(良)6F85.4-5F69.7-4F54.1-3F38.2-1F11.4(強め)
岩田望来騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。同じく同レースに出走する僚馬のステラリアを2馬身後ろに置いて序盤は折り合いに専念。直線は内から一杯に追われる相手をしっかりと抑え込み、ラスト1F11.4の末脚で鋭伸して併入しました。首の振り幅が安定しないところがありましたが、以前より体の動きと首の動きがつながってきており、しっかりと力を地面に伝える走りになってきた印象です。溜めた方が良い馬で、前走同様中京コースはベスト舞台。状態そのものは良好で、あとは力関係だけでしょう。