【NHKマイルC予想2017】一番”不安要素”が少ない馬に注目!

いよいよゴールデンウィークも後半戦に突入。里帰りや国内や海外に旅行に行った方は帰宅ラッシュを心配する時期でもあるが、このゴールデンウィーク後半の時期と言えば、マイル王者を決めるG1レースのNHKマイルCである。

今年のG1はキタサンブラックが走ったレース以外は波乱が多かったが、今度のNHKマイルCも例年以上に大混戦ムードである。もともとこのレースは、過去10年の3着内30頭中二桁人気が10頭も絡むという波乱傾向の強いレースなのだが、今年も荒れそうな気配がプンプンと漂っている。

どの馬にも勝てそうなチャンスがあり、予想も正直どこからはじめればいいのかがわからない。困った末に消去法で来なそうな馬をどんどん消していったら、最後まで切れずに残った馬がいたので、今回はその馬を紹介させていただこうと思う。

アエロリット条件好転、桜花賞5着からの巻き返しに期待!

残った馬はアエロリット。なぜこの馬?結論から言うと、アエロリットが一番不安要素が少ないからである。少なくとも私はそう感じている。

アエロリットは今年初戦のフェアリーSで2着に入着すると、続くクイーンCで2着、前走の桜花賞で5着と勝ちきれないまでも重賞では全て掲示板内には入っきている。

とくに評価が高いのが2走前のクイーンC。序盤は出遅れたが、前へ出していき9番手の外に付けていった。3~4コーナーではさらにそこから掛かり気味で上げていき6番手好位。前が緩くなり、2列目の好位外に付けたまま直線へ。直線は序盤は仕掛けを待ち、坂の上りあたりから仕掛けていった。内を交わしてジリジリと伸びていきながら前で粘っていたが、外からアドマイヤミヤビに交わされ、食らいつきながらの半馬身差の2着だった。

出遅れからのリカバーや掛かり気味で上がっていくなど、決してキレイな競馬では無かったが、それでもしっかり一息をいれる場面で入れ、直線も最後まで落とさず踏ん張れた。タラレバになるが、出負けしてなければアタマもあったのではないだろうか?

桜花賞では5着に敗れたが、出負け、ハイペース、タフな馬場と条件が向かなかった。それでも最後はロスがありながらもほぼ最後方から一気に差を詰めての5着だ。着順以上に評価できるレースではあった。

NHKマイルCは馬場の良い東京に戻るし、ペースも平均が多い。不安と言えばゲートの出遅れくらいではないだろうか。近2戦以外はすんなりで出て行けているので、無理なく出れて前へ付けることができればそれだけでも楽になるはず。

あとは鞍上の横山典弘騎手だが、個人的にはそこまで信頼を置いている騎手ではないのだが、NHKマイルCの通算成績は[2-5-2-7]と優秀なため、ここはプラス材料として考えたいと思う。

以上、アエロリットの買い要素と不安要素を簡単にまとめてみた。冒頭でも記したように今年のNHKマイルCはどの馬が勝ってもおかしくない大混戦だが、今回はそんな中でも不安要素が少なく、買える要素が比較的多いアエロリットを中心に馬券を組んでいきたいと思う。