3歳限定の重賞G3「ファルコンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
プルパレイ(牡3、須貝尚介厩舎)
3/16(水)栗東・坂路(良)4F51.7-3F37.5-2F24.6-1F12.5(馬なり)
M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬アディラートの外を追走し、ラスト2Fで並びかけてそのまま併入。終始馬なりで流すだけの軽めの内容でしたが、4F51秒台と速い時計をマーク。直線は若干失速していますが、終い12.5秒なら優秀ですし、強めに追われた前走の最終追いを上回る時計を、馬なりの楽な手応えでマークしてきた点は好感が持てます。2走前の朝日杯FSの時はまだ頭を上げて力むところが見られましたが、ブリンカーとメンコの効果も出てきたのか、気性面の良化も見られます。成長が期待できる内容だっただけに、期待を持って臨めそうです。
ティーガーデン(牡3、萩原清厩舎)
3/16(水)美浦・南W(良)6F84.1-5F67.7-4F53.2-3F38.0-1F11.4(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。3頭併せの真ん中に入り、直線追われるとラスト1F11.4の脚で伸びて2頭に1馬身先着。頭が高くピッチ走法なので伸びに派手さはありませんが、キビキビとした走りで余力十分の内容でした。1週前はCWコースで5F63.0-1F11.6の猛時計をマークしており、中間の負荷も十分。レースぶりは一戦毎に良くなっていますし、入念に併せ馬を消化して上々の動きを見せているここは、万全の仕上げと見ます。
ショウナンハクラク(牡3、松下武士厩舎)
3/16(水)栗東・坂路(良)4F54.4-3F38.5-2F24.3-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で単走。外ラチ沿いを抜群の行きっぷりで登坂し、ラスト2Fは12.4-11.9の加速ラップ、ラスト1Fの11.9も自己ベストと好時計をマークしてゴールしました。序盤で手前替えがスムーズに行かずクビを振るところが見られましたが、すぐに立て直すと、活気十分に推進力抜群の走りを披露。1週前は坂路で4F50.8-1F12.1とここでも好時計をマークしており、状態の良さが感じられます。ここは絶好の状態で走れそうです。