5月10日(水)大井競馬場では、南関東クラシックの第1冠となる羽田盃(ダ1800)が行われます。前日オッズからは前哨戦の京浜盃を快勝したヒガシウィルウィン、ここが南関東移籍緒戦となるキャプテンキングの2頭が人気を分け合う形となっており、ムードとしてはいわゆる2強対決といったところ。
芝とは違い、比較的力通りに決まりやすいダート戦とはいえ、「2強対決は両雄並び立たず」という格言、金言もあります。ましてや、キャプテンキングは2月以来の実戦に加えて初物尽くしの一戦。最内枠もある種、試練と言わざるを得ません。
そこで狙ってみたいのが、2枠2番のクラキングス(牡3 大井・市村厩舎)。門別10戦2勝とそれほど目立つ成績ではありませんでしたが、南関東移籍後は【3-2-0-0】と完璧な成績。体は5月のデビュー時からそれほど変わっていませんが、精神面の成長に加えて何より南関東の水が合ったということでしょう。あっという間に抜け出した前走も強烈なインパクトで、1800での勝ち星がない2強とは違い、こちらは【1-1-0-0】としっかり結果を残しています。
母クラダッチューノはビッグタイトルに縁はありませんでしたが、門別→宇都宮→笠松と渡り歩き、通算成績74戦11勝を挙げた鉄の女。その血を受け継いでいるのであれば、こちらも使って使って強くなるタイプなのかもしれません。
鞍上の柏木健宏騎手もニシノラピート(しらさぎ賞)、ソッサスブレイ(東京湾C)で2週連続重賞勝ちと目下絶好調。人馬ともに勢いに乗る今ならここでも・・・の期待は持ってしまいますね。