ダート1800mのハンデG3「マーチS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
オメガレインボー(牡6、安田翔伍厩舎)
3/23(水)栗東・CW(やや重)5F65.9-4F50.9-3F36.6-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで単走。終始馬なりの軽めの追い切りは毎度のことですが、この馬としては珍しく速い時計をマーク。舌を出しながらで遊んでいるかのような走りは前走の追い切りでも見られましたが、それでもこの時計をマークしてくるのだからそれだけ調子は良いのでしょう。昨年の今頃は追い切りでも失速ラップを連発しておりレース本番でも結果が出なかった馬ですが、近走は併せ馬でもしっかり先着してくるようになり、ここへ来て速い時計も出してくるようになってきました。状態は絶好と言って良さそうです。
ダノンファスト(牡5、菊沢隆徳厩舎)
3/23(水)美浦・南W(やや重)5F68.0-4F52.7-3F38.2-1F11.8(強め)
菊沢一樹騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ(レースは田中勝春騎手が騎乗)。僚馬パトリックハンサムを2馬身追走し、直線序盤で内から並びかけると、しまい重点に追われてラスト1Fは11.8と鋭く伸びて併入しました。中2週と間隔は短いですが、前走の追い切りよりも時計を縮めてきており、良化気配がうかがえます。この馬の持ち味である終いを生かす競馬を意識した追い切り内容で、調教通りの末脚が出せればここでも好勝負が期待できそうです。
ヒストリーメイカー(牡8、新谷功一厩舎)
3/23(水)栗東・CW(やや重)7F98.6-6F82.7-5F68.6-4F54.1-3F38.6-1F11.7(馬なり)
小崎綾也騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ(レースは内田博幸騎手が騎乗)。併せ馬を2馬身追走し、4コーナーは外を大きく回って直線仕掛けられると、内から鋭く伸びてラスト1Fは11.7の好時計をマークして併入しました。約5ヶ月ぶりの休み明けだった前走の追い切りよりもしっかり時計を縮めてきており、反応面も良化。大型馬の叩き2戦目で上積みが見込めるここは、前走以上のパフォーマンスが期待できそうです。