14日(日)は東京競馬場でヴィクトリアマイルが開催。古馬のマイル女王決定戦がいよいよ始まるわけだが、多くの方がご存知のように、このレースは大荒れする傾向が強いレースである。2007年は三連単で200万オーバー、一昨年はG1史上最高額となる約2,000万円が三連単で飛び出すなど、過去10年で100万馬券と1000万馬券が一回ずつ飛び出すほど波乱含みな傾向が強い一戦。
だからと言って今年も確実に荒れるなんて保証はどこにもないのだが、過去の超高額配当を見るとついつい夢を見たくなってしまうのは私だけだろうか?ということで今回は、個人的に狙っている穴馬2頭を紹介させていただきたいと思う。
波乱の立役者となるのか?!今年注目している穴馬”2頭”
まず1頭目はジュールポレール。今回は妙味がある馬の中でも、とくに前で競馬ができる馬を注視してみたいなというのがまず第一にあった。そういう意味でこのジュールポレールという馬はまさにうってつけで、ビビッと来るものがあった。
今年のヴィクトリアマイルは逃げ馬らしい逃げ馬が不在でスローペースが濃厚だと言われている。まぁ実際走ってみなければそんなことは分からないが、スローの前残りの競馬になればこの馬も見せ場は作れそうだ。
近2戦でスローからのトップスピード戦でしっかりと成績を残してきている点は魅力だし、ゲートセンスも抜群。安定して前に付けられるこの馬なら内枠にさえ入りさえすれば、すんなり好位にも付けていける。今年は上位人気も一長一短な感じで、付け入るスキは十分あると言えるだろう。
初の東京コース、初の左回り、輸送と不安材料も少なくはないが、安定して前へ行ける脚質、展開の手助けが見込めそうな点、不安の多い上位勢とプラス材料も多い。鞍上の幸英明騎手も今年はかなり乗れているので、最後の直線では見せ場を作ってくれるのでは?と期待をしている。
もう一頭はフロンテアクイーン。前で競馬をするタイプではないが、ヒモにはもってこいの一頭かなということで注目している一頭。3走前の初音Sではスローからのトップスピード戦で切れる脚を見せ優勝したり、前走の福島牝馬Sでは厳しい流れの中でしっかりついていってしぶとく差し込んでの2着に入着するなど、とにかくいろいろな競馬が出来る馬。
東京コースは[1-2-0-3]とまずまずで、東京マイルは昨年クイーンCでメジャーエンブレムの2着という実績もある。まぁ2着とは言っても5馬身差も付いた2着だが…とにかく東京巧者であることは一つの魅力である。
G1クラスになるといつも一歩足りないという何ともメイショウサムソン産駒らしい特徴があるが、得意の東京で今回のメンバーが相手ならいい勝負になるのではないかと私は勝手に思っている。
以上、現在私が注目している穴馬を2頭紹介させていただいたが、皆さんにはこのヴィクトリアマイルでオススメしたい、または注目している穴馬はいるだろうか?強いとされる馬がコロッと負けるシーンがよく見られるこのG1は、毎年穴馬探しを楽しみにさせてくれる面白いレースの一つでもある。果たして今年は波乱の立役者はいるのだろうか?楽しみは尽きない。