現地時間3日、フランスのルリオンダンジェ競馬場で行われたメルシエヴァンデS(芝1100m)を、H.ルブーク騎手が騎乗したサクソンウォリアー産駒のサーセッド(牡2、J.ボワナール厩舎)が優勝した。父サクソンウォリアーにとって、これが産駒の初出走初勝利となった。
父サクソンウォリアーは日本生まれのディープインパクト産駒で、クールモアグループの所有馬としてアイルランドのA.オブライエン厩舎から2017年にデビュー。4戦無敗で英2000ギニーを制するなど活躍した後、2018年9月のレースを最後に引退し、アイルランドのクールモア・スタッドで種牡馬入りした。
2019年は30,000ユーロ(日本円で約360万円)、2020年に27,500ユーロ(日本円で約330万円)、2021~2022年は20,000ユーロ(日本円で約260万円)と、産駒がデビューしないまま料金は下がり続けていた。デビュー初戦で待望の勝利を果たしたのは大きな前進だ。今後活躍馬がもっと出てくれば、種牡馬としての評価も高まってくることだろう。