28日(日)は日本競馬の最高峰である「日本ダービー」が東京競馬場で開催。今年はJRA年間プロモーションキャラクターで、JRAのCM「HOT HOLIDAYS!」シリーズでもおなじみの松坂桃李さん、柳楽優弥さん、高畑充希さん、土屋太鳳さんの4名全員が表彰式に登場する予定となっている。
昨年のダービーの表彰式にも当時のプロモーションキャラクターであった瑛太さん、有村架純さん、笑福亭鶴瓶さんの3名が全員集合して会場を盛り上げてくれたが、今年のダービーもプロモーションキャラクター全員が集結してダービーを盛り上げてくれるようだ。
20代前半~半ばをターゲットとしたプロモーションキャラクターの起用、今年はさらに若い層がターゲットか?
さて、話は少し変わるが、今年のJRAのプロモーションキャラクターは誰になるのかな?と昨年から気になっていた筆者だが、中年男性(鶴瓶)、若い女性(有村架純)、若い男性(瑛太)という具合に良い感じでターゲットが別れていた昨年に比べると、今年は4名全員が20代と若い芸能人を起用してきた。
JRAは第二次競馬ブームが始まったとされる1980年代後半あたりから年間を通してのイメージキャラクターとして芸能人を起用しはじめ、プロモーションキャラクターとして競馬を宣伝するCI戦略を展開してきた。
毎年JRAが起用するプロモーションキャラクターを見れば、JRAが取り込みたいターゲット層というのが明確に分かって面白い。近年は女性ファンも多い有村架純さんを起用したり、女性専用のスペース「UMAJOスポット」などが競馬場に設置されたりしていることからも、若い女性がターゲットとされているのは明らか。これは実際に結果としてイメージアップにつながり、女性の参加人口数も昔に比べれば格段に増えており、ターゲットである若者や女性の胸を射止めてきた。
今年は女性に限らず、さらに若い層を中心とした客層がターゲットとなっているようだ。昨年のプロモーションキャラクター3名に比べると今年の4名はさらに年齢が若くなっており、彼らの年齢からして20代前半~半ばがターゲットだと思われる。
筆者自身も初めて馬券を購入したのは20代前半だったし、競馬場という場所は当時の私にとっては新鮮な場所で普段の生活では味わえない独特な世界観を体験することが出来た。
私が20代だった頃の当時の競馬場はまだ鉄火場的な雰囲気が強かったが、近年は競馬場もリニューアルが進みキレイになり、客層も家族や女性が増え、アミューズメント施設の1つとして楽しめるような楽しい雰囲気の場所というイメージが強くなった。まぁそれもまだ競馬場によるところが大きいのだが、ダービーが開催される東京競馬場なんかはとくにキレイで実際に家族連れやカップルの姿もよく見られる。
もしこの記事を読んでいるあなたが20代前半で、これから競馬をはじめようかなと考えているなら、一度は競馬場へ足を運んでみることをオススメする。しかし、競馬はあくまでギャンブルであることも同時に肝に銘じて頂き、くれぐれも取り返しのつかないような金額で勝負するなどはしないように気をつけていただきたい。
長年競馬をやっていると、競馬と楽しく付き合っている人以外にも、競馬のせいで苦しい生活を強いられてしまっている人がたくさんいるということが分かる。長年競馬を楽しんできているコアな競馬ファンの方々に比べれば私なんかはまだまだヒヨッコだが、競馬を趣味として10年近く楽しませていただいている私がこれから競馬を始めようと思っている20代前半の方々へ一言助言をするならば、くれぐれも後者にはなるなと言いたい。資金管理をしっかりと行いながら、競馬を楽しむことを心がけましょう。