【中山グランドジャンプ2022】ライバル不在も拭えぬ不安、オジュウチョウサン勝ちきれるか?

ファンの注目は、障害G1・8勝の実績が光るオジュウチョウサンで間違いなし。史上初の同レース6連覇がかかっていた昨年は5着に敗れたが、メイショウダッサイ、タガノエスプレッソといった有力どころが参戦しない今年は、雪辱を果たしてくれるはず。

しかし、王者も今年で11歳。20年秋の京都ジャンプSで3着に敗れ、自身が持つ障害重賞連勝記録は「13」でストップ。最後の障害で接触し、以降は気持ちの途切れた走りだった。以降は5戦1勝と、王権の終焉を感じさせる戦績である。

昨年の中山グランドJは前半のペースが遅くリズムが合わず、飛越でもミスが見られた。前走の阪神スプリングJでも、勝ち馬エイシンクリックから0秒3差の3着に敗退。1頭だけ2kg重い62kgを背負っていたとは言え、上がり馬にあっさり勝たれており、レース毎に信頼度が落ちてきているのは事実だ。

今回、冒頭でも述べた通り強敵は不在だが、能力に陰りが見え始めている現状では気の抜けない相手となる。ケンホファヴァルトは20年の中山大障害でメイショウダッサイの2着に好走し、昨秋は京都ジャンプSでタガノエスプレッソを完封と地力はある。まだ“若駒”の部類に入る7歳馬のブラゾンダムールも、2走前の中山大障害では10番人気ながら2着に好走と、王者の候補に上がってきている。

今回も単勝オッズ1倍台の人気が予想されるだけに、信頼度と妙味度の低いここはあえて外して他を狙ってみるのも手と言えよう。