阪神競馬の日曜メインは安田記念へ向けた重要なレース「読売マイラーズカップ」です。関西のマイラーを中心に多種多様な適性を持つ馬が出走する一戦で、本番の安田記念を占う上で重要なレースと言えるでしょう。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

ホウオウアマゾン（牡4、矢作芳人厩舎）

昨年のアーリントンCを制し、重賞初制覇を果たしたホウオウアマゾン。その後は秋初戦のスワンS・3着、マイルCSでも5着、年末の阪神Cでも2着に入っている実力馬です。今年初戦で前走の東京新聞杯では12着に惨敗しましたが、右回りのほうが良績を残しているこれまでの戦績からも、力を十分に発揮出来なかった可能性が高そうです。アーリントンC勝ちもある阪神マイルが舞台となるここは、巻き返しの期待は十分あるでしょう。

カラテ（牡6、辻野泰之厩舎）

昨年の東京新聞杯を制し、重賞初制覇を果たしたカラテ。今年は初戦のニューイヤーSを上がり最速の脚で差し切って快勝すると、連覇を狙った東京新聞杯では3着と、マイル戦線を中心に活躍しています。久々の1800mだった前走の中山記念でも2着に好走しており、力をつけてきたことを証明。阪神コースは以外にも初挑戦となりますが、同形態の中山マイルでも好走しており、再び得意のマイル戦なら不安も少ないでしょう。

エアファンディタ（牡5、池添学厩舎）

前走の洛陽Sを快勝したエアファンディタ。メンバー最速の上がり3F33秒3の末脚で差し切り、リステッドクラス初勝利を果たしての参戦となります。待望の重賞初挑戦となりますが、前走2着のダーリントンホールは共同通信杯の勝ち馬で、4着フォルコメンは次走ダービー卿CT・2着の実績馬。32～33秒の上がりをコンスタントに使える馬で、決め手も間違いなく重賞クラスと言って良いでしょう。悲願の重賞タイトルへ向けて機は熟した感がある1頭で、いきなり好勝負を演じても不思議はありません。