【フローラステークス予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

オークストライアルの「フローラS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ラスール(牝3、宮田敬介厩舎)

4/20(水)美浦・南W(やや重)6F81.7-5F66.6-4F52.1-3F37.5-1F11.7(強め)

杉原誠人騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ(レースはC.ルメール騎手が騎乗予定)。道中は行きたがるのをなだめつつ、僚馬スペシャルドラマを3馬身追走。直線は内から馬体を併せて、ラスト1Fは11.7の好時計をマークして併入しました。併走馬の手応えが良く並びかけるまで時間を要しましたが、速いペースをしっかり追走して11秒台の終いで併入に持ち込み、長く脚を使いながらも最後まで息はあがっていませんでした。全体時計も自己ベストを更新なら十分と言って良いでしょう。藤沢和厩舎からの転厩初戦となりますが、問題なく仕上げられています。

マイシンフォニー(牝3、松永幹夫厩舎)

4/20(水)栗東・CW(良)6F86.7-5F70.4-4F54.5-3F38.5-1F11.9(馬なり)

栗東CWコースで単走。序盤ゆったりと進めて終い重点に追われ、ラスト1Fは11.9でまとめてゴール。軽めの内容でしたが、1週前にはCWコースで6F82.9-1F11.6の好時計をマークして負荷がかけられているので、問題はないでしょう。身体の使い方は小さく見えますが、クビと脚を出すリズムは良く、フットワーク自体も力強く軽快です。前走時の動きと比較すると脚の回転も速いですし、馬体も締まりがあって重さのない馬体になっています。休み明け3戦目で距離延長となるここは、前進が期待できそうです。

エリカヴィータ(牝3、国枝栄厩舎)

4/20(水)美浦・坂路(やや重)4F53.9-3F39.5-2F25.8-1F12.8(馬なり)

田辺裕信騎手を背に美浦の坂路で2頭併せ。僚馬グラヴィルを3馬身追走し、直線は内から馬体を併せ、馬なりのままジリジリと伸びて併入。最終の時計は平凡でしたが、時計を要する馬場でしたし、1週前には南Wで5F65.5-1F11.2と絶好の時計をマークして併せ馬と併入しており、負荷がかけられています。切れる脚はありませんが、可動域の広い大きなフォームでジリジリと伸びて勝負根性を発揮するタイプで、距離延長もプラスに転びそうな気配十分です。素軽さを生かしたい小柄な牝馬で、開幕週の良馬場の東京コースなら、パフォーマンスをフルに発揮できるでしょう。