ダービーへのトライアル「青葉賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ロードレゼル（牡3、中内田充厩舎）

4/27（水）栗東・CW（不良）6F82.9－5F67.8－4F52.7－3F37.1－1F11.1（馬なり）

川田将雅騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。道中は力みの少ないゆったりとした走りで追走し、直線は3頭併せの真ん中で進めると、ラスト1Fは11秒1の伸びで内の馬にクビ差遅れ、外の馬に半馬身先着しました。内の馬には遅れましたが、この相手は重賞2勝、朝日杯FS・2着のセリフォスで、NHKマイルCの1週前ということもありよく動いていました。ロードレゼル自身はラスト1F11.1と上々の伸びを見せており、1週前も同じくCWコースでラスト1F11.2と2週連続でしまいはしっかり脚を伸ばして好時計をマークしています。リラックスさせながらしまい重点という内容を消化しており、東京の2400m仕様にしっかり仕上げられた印象です。

グランシエロ（牡3、武井亮厩舎）

4/27（水）美浦・南W（やや重）5F64.8－4F50.0－3F35.8－1F11.3（馬なり）

三浦皇成騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。大きく先行させた2頭に余力十分の手応えで外から追いつくと、直線序盤は2頭の間を突こうとするも進路がなく、外へ切り替えてラスト150mあたりから一気に加速して内と中の相手にあっさりクビ差先着。ゴール板通過後も伸びて相手をさらに突き放しており、スケールとパフォーマンスの豊かさを感じさせる内容でした。1週前も南Wで2頭併せを行い、しまいの脚を伸ばして大きく先行した相手にあっさり2馬身先着し、時計も6F81.1－1F11.7の好時計と申し分ありません。最終もやや重ながら全体時計は自己ベストと同等の時計で、しまいの11秒3もこれまでで最速のラスト1F。仕上がりは万全と見て良いでしょう。

ダノンギャラクシー（牡3、国枝栄厩舎）※熱発のため出走取消

4/27（水）美浦・南W（やや重）5F66.3－4F51.1－3F36.8－1F11.6（馬なり）

C.ルメール騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。僚馬フィアスプライドとワンデイモアとの3頭併せの真ん中を駆け抜け、直線は馬なりでラスト1F11.6の脚で伸びて外のフィアスプライドと併入、内のワンデイモアに1馬身先着しました。狭いスペースの中で手前替えに苦労するところも見られましたが、大きく先行させた2頭にあっさり併入しており、全体時計も自己ベスト更新。1週前も同様に南Wで3頭併せを行い、5F67.5－1F11.6の好時計で併入。これまでの追い切りでは動きや時計に目立ったところはありませんでしたが、時計・動きともにこれまでで一番の内容でした。余裕残しの感があった前走を叩かれてしっかり良化してきた印象を受けます。