5日(木)は船橋競馬場で第34回かしわ記念(Jpn1)が開催。ゴールデンウィークに実施される船橋名物のマイル重賞です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ショウナンナデシコ(牝5、須貝尚介厩舎)
前走のマリーンCを8馬身差で圧勝したショウナンナデシコ。今年初戦のTCK女王盃で2着に好走すると、続く川崎エンプレス杯を快勝、そして前走のマリーンC圧勝と飛ぶ鳥を落とす勢い。もはや牝馬ダート重賞では敵無しといった状態です。牡馬相手にどこまでやれるかが最大の焦点となりますが、昨年は秋は中央のリステッドのベテルギウスSやカノープスSで強い牡馬を相手に連対しており、ここでも上位の存在と言って良いでしょう。前走でコース経験している点や、崩れない先行力も大きな魅力です。グレード競走に格付け以降、初の牝馬による制覇となるかに注目です。
テイエムサウスダン(牡5、飯田雄三厩舎)
今年初戦の根岸Sを快勝し、重賞5勝目を果たしたテイエムサウスダン。前走のフェブラリーSでも逃げて2着に粘っており、馬の力はもちろん、鞍上の岩田康誠騎手の好判断が光ったレースでもありました。良績は1400mに集中していた馬なので、前走でマイルを克服できた点は好材料。今回は砂が深く時計のかかる船橋が舞台で、同系の存在ありと懸念したくなる条件もありますが、充実期を迎えている今ならその壁も突き破ってくれるのではないでしょうか。
ソリストサンダー(牡7、高柳大輔厩舎)
昨年のかしわ記念・2着馬ソリストサンダー。昨年の武蔵野Sを勝利し、悲願の重賞初制覇を達成しました。南部杯・3着、フェブラリーS・4着などマイルの重賞戦線で常連になりつつある馬で、距離は間違いなくベスト。船橋で好走実績がある点も好材料で、舞台適性の高さは最上位と言って良いでしょう。前走はドバイのゴドルフィンマイルで海外にも初挑戦し、4着に好走。海外帰り初戦となるここは仕上がり含め状態面に注意を払う必要がありますが、海外遠征の経験で地力も強化されたなら、ここも勝ち負けでしょう。