6日、日本から遠く離れたスウェーデンのストックホルムでファティマ・ビント・ムバラク妃殿下主催の「レディースワールドチャンピオンシップ」第8戦が開催された。同チャンピオンシップは世界各地の女性騎手を招待し、年間13戦を行う大会。日本からは先月の26日にJRA代表として参加が決定していた藤田菜七子騎手が参加した。
レースはヤーデット競馬場の芝2750mで行われ、藤田騎手は5Rでアリババデルソル(せん12)に騎乗。優勝すれば、11月12日にUAE・アブダビで開催される第14戦「ファイナル」に参戦できる権利を得られるが、藤田騎手は3着だった。
当初は第7戦のイタリアラウンドに参加予定だったが、主催者のルール変更でアマチュア騎手限定戦になったため、出場レースが変わり辞退となった。昨年も第13戦に出場する予定だった藤田騎手だが、騎乗馬のアルティメットフォースが競走除外となったため、不参加となってしまった。昨年に続き予定外の変更とはなったが、今年は何とか参戦でき、12歳のセン馬で3着なら成績としては十分か。
本場のイギリスダービーや仏ダービーを現地で生で観戦することできた藤田騎手は「本当に良い経験ができました。この刺激を糧に、また日本に帰ってからも頑張りたいと思います」とコメントし、現地での貴重な経験を武器に国内での活躍に意欲を燃やした。