中京の土曜8Rは障害G2「京都ハイジャンプ」が開催です。例年京都の障害3930mで行われるレースですが、今年は京都競馬場の改修工事の影響で中京の障害3900m。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
タガノエスプレッソ(牡10、五十嵐忠厩舎)
障害重賞2勝のタガノエスプレッソ。残すは障害G1のタイトルのみですが、2020年の京都ジャンプSでオジュウチョウサンを降して勝利以降は勝ちきれていません。今年初戦の前走阪神スプリングJでは序盤でスムーズに好位につけて先行するも、3コーナーあたりのペースアップで後退し5着に敗退。今年10歳で年齢的な衰えも見え始めていますが、このメンバーならさすがに格好はつけたいところ。中山GJも回避してしっかり休養しているので、脚元の疲れが取れていれば、あっさり突き抜けても不思議はない1頭です。
エコロドリーム(牡6、岩戸孝樹厩舎)
前走の三木ホースランドジャンプS・5着から巻き返しを狙うエコロドリーム。前走は位置取りが後方過ぎて仕掛けも遅く、最終飛越で躓いてとチグハグな競馬で1番人気の期待を裏切る形となってしまいました。2走前の春麗ジャンプSでは飛越はスムーズでしたが、ここでは逆に早めに先頭に立ってしまったことが誤算となり、交わされての3着でした。位置取りと仕掛けさえスムーズなら重賞でも通用する能力はある馬。自分の競馬ができるかどうかがカギとなるでしょう。
ポルトラーノ(セ6、萩原清厩舎)
2走前でオープン初勝利を果たしたポルトラーノ。好位追走から早め先頭で押し切る強い内容で、昇級4戦目で悲願のオープン初勝利を果たしました。今年初戦のオープンも6番人気ながら、番手追走から上がり最速の脚であっさり快勝し、重賞の舞台へ駒を進めてきました。鞍上の草野太郎騎手とは7戦連続のコンビで、人馬の呼吸もしっかり合っている印象。父オルフェーヴル、母ポルトフィーノという血統も魅力で、重賞での活躍が期待できる1頭です。