【加付式“連番の法則”】NHKマイルCなど先週の回顧・検証

先週は、3歳マイル王決定戦「第27回 NHKマイルカップ(GⅠ)」をメイン重賞に、同日新潟での「第44回 新潟大賞典(GⅢ)」、また前日土曜には中京で、ダービー出走へ賞金加算による最終キップを目指す3歳重賞「第70回 京都新聞杯(GⅡ)」が行われた。

単勝3.9倍から10倍台まで9頭という「大混戦ムード」となったNHKマイルCを制したのは、4番人気ダノンスコーピオン(川田将雅騎手)。前走アーリントンCに次ぐ重賞連勝でのGⅠ初制覇となった。2着にも上位(3番)人気マテンロウオリオンが入ったが、大波乱となった3着には連番の法則「一組連番」該当の最低18番人気カワキタレブリーが入り、3連複41万、3連単153万の超大型配当となった。

振り返れば、日本馬参戦で注目された同日朝の米・GⅠケンタッキーダービーでも、補欠からの繰り上がり出走となった現地最低人気(JRA発売ではブービー人気)馬が勝利し、3連単166万。日米GⅠで最低人気絡みという一日となった。

また新潟大賞典でも、連番の法則「一組連番」で決着し3連単10万超、京都新聞杯こそ法則外決着となったが、先週も2重賞で高額・法則決着となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

5月7日
-東京中京新潟合計出現率(%)
ALL連番1(1)1(1)138.3
一組連番7(2)441541.7
同番112411.1
合計967--
出現率(%)75.050.058.3--
5月8日
-東京中京新潟合計出現率(%)
ALL連番03(1)1(1)411.1
一組連番6(1)3(1)5(2)1438.9
同番1(1)2038.3
合計786--
出現率(%)58.366.750.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週から西の開催が中京へ、ローカル開催が新潟へ変わっての3場開催・計72レース。内訳は、「一組連番」が計29レース、「ALL連番」「同番」が各々計7レース。「一組連番」が、若干低調ぎみな「ほぼ通常モード」、「ALL連番」「同番」は前週のような絶好調とはいかなかったが、「平均的な好調モード」といった結果。高額配当は、100万超2回の他、10万超が計5回と前週同様やや少なめ。ただ、6週連続のあと1週のみ途切れた「メインレース10万超・法則高額決着」も前々週から再びの3週連続となった。

「一組連番」は、東京開催で際立った好調成績を残した。土日とも「半数以上」の回数もさることながら、土日メインレースでともに100万超「高額・一組連番」決着をみせた。土曜メインのプリンシパルS(L)では、単勝オッズが僅かに10倍台(10.1倍)となった6番人気が勝利し、同馬との「人気薄(14番人気)一組連番」が3着に入っての140万決着。そして日曜メインは冒頭のGⅠNHKマイルCでの153万決着と、先週も「人気薄・一組連番」が大波乱を演出していた。残念ながら東京以外はやや低調な週であったが、「軸馬との人気薄(2桁人気)「一組連番」に注目して、次週以降も抑えていっていただきたい。

「ALL連番」は、計7回で満遍なく好調を維持。際立ったのは日曜中京で、1日3回出現し内2回が10万超配当。1・9番人気「同枠2頭絡み」からの15万に、推奨4番人気軸での「ALL連番」から35万、の2回がそれで、「ALL連番」の好調ぶりを遺憾なく発揮した。「同枠2頭絡み」からは、その他にも3回出現しておりいずれも5万前後の配当。お勧め攻略術「同枠」を中心に、是非とも「ALL連番」好調期間を使ってほしい。

「同番」も回数的には、全7回好調持続。10万超高額は土曜中京での推奨5番人気との「同番」から出た(3連複4万、3連単25万)1回だけであったが、先週も1番人気と2桁人気「同番」(6.6万配当)なども出ていた。条件重複人気薄「同番」は、まだまだ狙えそうだ。

「万馬券の宝庫・最終R」は、先週も6回中2回と法則決着が少なかった。そして2回とも10万超高額とはならず、日曜新潟の「ALL連番」(約5万)が法則では最高。ただ、法則外では10万超が1回出ており、5回に1回以上の10万超確率はなんとか残した。不調週は当然あるが、諦めずに挑戦し続けよう。