牝馬マイラーの頂上決戦「ヴィクトリアマイル」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ソダシ(牝4、須貝尚介厩舎)
5/11(水)栗東・坂路(良)4F54.1-3F38.8-2F25.1-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬ショウナンナダルを2馬身先行させ、ラスト1Fで仕掛けられると外からあっさり交わして1馬身先着しました。落ち着きを見せてコントロールも効いており、しまいの反応も抜群と申し分ない動きでした。1週前にはCWコースで強めに追われ、6F84.2-1F10.9と終いは力強い反応で11秒台を切る猛時計をマーク。全体時計は平凡でしたが、しっかりと加速ラップを刻んでしまいは切れる脚を披露しました。1週前の時点で11本目と乗り込み量も豊富で、大一番に向けて完璧に仕上げられています。
ファインルージュ(牝4、木村哲也厩舎)
5/11(水)美浦・南W(良)5F69.5-4F54.2-3F39.3-1F11.6(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。僚馬グランパラディーゾを後ろに、もう1頭のランドアーティストを先行させて2番手を追走。直線序盤で間に入って横一線になると、仕掛けて動いた2頭にやや遅れて動き出し、ラスト1F11.6の脚で後ろから来たグランパラディーゾと併入、先行したランドアーティストに半馬身先着しました。エンジンのかかりが遅いのは相変わらずですが、直前の3頭併せで闘志をかき立てる最終調整をこなせたのは好感が持てます。スイッチを入れる方向性でしっかりと態勢は整えられた印象です。
レシステンシア(牝5、松下武士厩舎)
5/11(水)栗東・坂路(良)4F51.2-3F36.8-2F24.2-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場が荒れた時間帯でしたが、苦にせず豪快なストライドで駆け上がってゴール。4F51.2と全体時計も優秀で終いも12.0としっかり追われています。2週前は4F51.6、1週前も50.7と好時計を連発しており、最終も輸送を控えながらも意欲的に追われて好時計をマーク。攻め動くタイプの馬なので時計は普段から出ますが、今回は中間でも早い段階で好時計を叩き出しており、海外帰りの前走を叩かれてしっかり良化してきた印象です。