安田記念に向けた最重要ステップレース「京王杯スプリングカップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
メイケイエール(牝4、武英智厩舎)
5/11(水)栗東・CW(良)4F53.5-3F37.2-1F11.2(馬なり)
池添謙一騎手を背に栗東CWコースで単走。序盤はやや行きたがる素振りを見せましたが、鞍上がしっかりなだめて折り合うと、直線はラスト1F11.2の切れ味を見せてゴール。折り合い面が課題でしたが、パシュファイヤーで集中させ、折り返し手綱で頭を上げさせないようにと馬具も工夫され、その効果もあってか以前に比べて行きたがるところが解消しつつあると判断できます。1週前はCWコースを馬なりで追われて4F51.5-1F11.4の好時計をマークしており、好調ぶりがうかがえます。成長が見られるここは好ムードで大一番に臨めそうです。
タイムトゥヘヴン(牡4、戸田博文厩舎)
5/11(水)美浦・南W(良)6F82.9-5F66.7-4F52.5-3F37.8-1F11.7(馬なり)
美浦の南Wで単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、昨年秋から7戦目とコンスタントには使われており、ハードな追い切りは不要。それでも先週の1週前では大野拓弥騎手を背に南Wで強めに追われ、6F85.6-1F10.9の好時計をマークして併せ馬に1馬身先着。全体時計は先週も今週も平凡ですが、しまいの切れる脚はしっかり使えており、持ち味の末脚は健在です。前走のダービー卿CTも上がり3F33.7の脚で勝ちきっており、目下絶好調。状態の良さを高いレベルでキープ出来ている印象で、すでに十分な仕上がりに感じます。
リレーションシップ(牡5、須貝尚介厩舎)
5/11(水)栗東・CW(良)6F85.7-5F69.1-4F53.3-3F37.9-1F11.4(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。先行した併せ馬の外から4コーナーで追いつくと、直線は外へ出して無理のない楽な手応えでラスト1F11.4の好時計をマークして併入しました。手応えにはまだまだ余裕があり、リズムの良いスピード感あふれる動きでした。1週前にはCWコースで7F94.1ー1F11.7とここでも好時計をマークし、自己ベストを更新。長めに追われながらしまいはしっかり11秒台の脚を使ってと好内容の追い切りを消化できています。休み明けになりますが、状態としては高いレベルで出走できる仕上がりと言って良いでしょう。