今春の平地G1は現在7戦連続で1番人気が敗退、伏兵の台頭もありと波乱の流れが続いています。G1史上最高配当となる2000万馬券を出している波乱重賞の同レースがこの流れを止めるとは考えにくく、今週も波乱を想定した馬券で勝負したいと思います。
そんな中で本命馬として最有力視しているのが、ファインルージュです。今週は週中で雨が続き、週末も雨予報ということで、力の要る馬場となる可能性は高そうです。また、今年は有力馬に先行馬が多いですし、逃げ馬候補のレシステンシアが昨年のヴィクトリアマイルでスローペースに泣いて敗退しているので、今年は飛ばしていくのではないでしょうか。
「パワーがある差し馬」が条件ならファインルージュが最有力でしょう。稍重の勝利実績、時計が掛かった秋華賞で2着と、パワーがあることは証明済み。中団に控えて終いは確実に繰り出してくるタイプで、その安定感からも軸向きと言って良いでしょう。決め手にかけるところがあるので頭固定ではなく、マルチや連の軸といった買い方で勝負したいと思います。
続いて相手ですが、今回は波乱含みの一戦ということで、オススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬はアカイイトです。良馬場ならここは買えない馬ですが、雨ならおさえておきたい1頭です。
昨年のエリザベス女王杯では10番人気と前評判は低めでしたが、時計の要するタフな馬場を差し切って快勝。前傾ラップで前がバテる消耗戦と条件がハマったのが大きな勝因で、この条件に近くなりそうな今回は“買い”と判断します。
唯一の懸念は“距離”ですが、2000m前後を主戦場としてきた同馬にとってマイルは短すぎると見るファンも少なくないでしょう。ただ、雨の影響で距離の不安が和らぐなら、再び穴をあける可能性は高いと見ます。
ということで今年のヴィクトリアマイルは本命ファインルージュ、穴馬にはアカイイトを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。