重賞6勝の実績を持つクラレント(牡8、橋口慎介厩舎)が、右前屈腱炎を発症し、9ヶ月以上の休養が必要なことから現役を引退することが決定した。近日中には競走馬登録を抹消する予定となっている。
ラストランとなったのは6月4日に行われた安田記念(9着)。2走前の京王杯スプリングSでは11番人気の低評価を覆し2着に入着するなど、8歳と高齢ながらも踏ん張りを見せた。
2011年に2歳でビューしてから8歳の今年まで重賞を通算で6勝。結局G1タイトルは獲れなかったが、2015年の安田記念でも3着とマイルの重賞戦線で長い間活躍してきた。同馬を管理する調教師の父である橋口慎介師の厩舎の頃から頑張ってくれた馬で、思い入れが強いファンも少なくないだろう。屈腱炎は残念だが、これからは治療をしながらゆっくり休んでもらいたい。
クラレントの通算成績は41戦7勝[7-2-6-26]。うち重賞6勝。父ダンスインザダーク、母エリモピクシー、母父ダンシングブレーヴという血統。クラレント号、お疲れ様でした。