今週末から函館競馬が開催されます!早いもので2017年ももう半分が過ぎ、競馬業界もいよいよ夏競馬へと突入していきます。函館の日曜メインはサマースプリントシリーズの第一弾でもある「函館スプリントステークス」が開催されます。
去年の勝ち馬のソルヴェイグは今回は函館ではなく、8月に札幌で開催されるキーンランドカップへ向かうことになりました。去年の2着馬であるシュウジはリベンジを果たすべく今年もこちらへ参戦。今回は去年同様に人気上位が予想される昨年の2着馬のシュウジについて、現時点の見解を書きたいと思います。
去年は函館スプリントS(2着)にキーンランドカップ(2着)と、夏はスプリント路線で大いに活躍したシュウジ。主戦騎手は岩田騎手から川田騎手へ、そして今回武豊騎手へと手綱が渡ってきました。新たな騎手とのコンビで今夏は同競走のリベンジ、そしてサマースプリントシリーズチャンピオンを狙います。
ところが、調べてみると武豊の函館スプリントSの通算成績は「0-0-0-5」と珍しく不振です(札幌開催の第1~3回は除く)。まだ札幌開催だった頃の記念すべき第1回目は武豊が優勝しているのですが、函館開催となった第4回目からは3着内が一度もなく、何とも心許ない成績となっております。
武豊、2年連続で1番人気を馬券圏外へ。今年はシュウジでうっぷん晴らせるか?
函館スプリントSの騎乗数自体が少ないですが、ここ2年は珍しく連続で人気馬に騎乗しております。しかし、去年は1番人気のオメガヴェンデッタで6着、一昨年も1番人気のコパノリチャードで14着に大敗してます。いずれも詰まって負けているので、最近ビッグレースでは高確率で内枠を引く武豊も今回ばかりは内枠は好ましくないかもしれませんね。
騎手としての信頼度はデータ的には低めですが、果たして馬の方はどうでしょうか?シュウジの昨年の函館スプリントSでの好走ぶりを見る限りでは適性は問題なさそうです。シュウジの強みは何と言っても後半要素の足。前半はあくまで後半の一足を引き出すため無理をせず、ハイペースになっても内目で詰まらず、巻き込まれないような競馬がいいのかなと思っております。武豊が今回どう乗ってくるかによるところが大きいですが、近年は人気馬で詰まって泣かされているので、何とかここは新コンビのシュウジで勝ち切れない鬱憤を果たしたいところです。