今週末は3週間ぶりのG1、宝塚記念が開催されます。去年は牝馬のマリアライトが優勝し、一昨年は2,3着にデニムアンドルビー、ショウナンパンドラが入着し、さらに前の年はヴィルシーナが3着と近年は牝馬との相性が良い宝塚記念。
今年は登録時点で11頭とメンバーが少なく、牝馬も今年はミッキークイーンの紅一点。オークス、秋華賞とG1を2勝し、去年はヴィクトリアマイルで2着、エリザベス女王杯で3着と牝馬路線ではとても優秀な実績を持っております。
ただ、ジャパンCでは8着、有馬記念では5着と牡馬相手になるといつもの勢いはありません。今回は苦手な牡馬が相手ということに加え、前走のヴィクトリアマイルを牝馬戦では珍しい掲示板外の7着で落としていることもあり、少々アテにしづらい部分があります。キャリア14戦中、人気が3番人気以下となったのは昨年の有馬記念で7番人気となった時の一度のみと、常に人気を集めるお嬢様ですが、今回ばかりは人気を落としそうです。
ただ、逆に言えば低い人気でこの馬を買えるのは珍しいことです。魅力と感じて買うのか、妥当な人気と判断して買わないのか、捉え方は人それぞれだとは思いますが個人的には今回のメンバーの中ではかなり魅力的な一頭と感じております。
牡馬との相性は悪いが、牝馬との相性が良い宝塚記念で巻き返しも?
牡馬との実績を考えれば確かに買いづらい点はありますが、近年の傾向ではG1を取っている牝馬は必ず馬券に絡んできており、前走大敗からの巻き返しも最近このレースでは目立つケースです。
今年は主導権を取りそうな馬もおらずキタサンブラックがペースを作っていく可能性が高そうですが、スロー逃げというよりは後続に脚を使わせる作戦の方が今回は向いてそうですし、去年逃げた時のペースを考えてもある程度速いペースを刻んできそうです。
そうなればある程度流れてほしいミッキークイーンとしては展開利が期待できます。ペースが上がらなかった前走のヴィクトリアマイルからの巻き返しも十分可能性があると考えてよいのではないでしょうか?
近年牝馬が強い競馬をする宝塚記念。夏は牝馬という格言もありますし、ここは格言を信じて紅一点のミッキークイーンから買ってみるのも1つの手かもしれません。