【平安S予想2022】JRAの名物ダート重賞!テーオーケインズやオーヴェルニュなど出走予定馬を考察

今週はダートG3「平安ステークス」です。2013年に1800mから1900mへと距離が変更になり、現在JRAでは年間で唯一ダート1900mで行われている重賞となります。また、例年京都で行われるレースですが、今年は京都競馬場改修工事の影響で、中京での開催となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

テーオーケインズ(牡5、高柳大輔厩舎)

昨年帝王賞とチャンピオンズCを制したテーオーケインズ。2走前のチャンピオンズCは後続に6馬身差を付ける圧勝。前走のサウジCはキックバックやペースに苦しんで8着に敗退しましたが、国内に限ればダート最強。59kgとトップハンデを背負いますが、G3戦のここは断然ムードと言って良いでしょう。この後は連覇を狙って帝王賞へ向かう予定で、ここは弾みを付けるためにも負けられない一戦となります。

オーヴェルニュ(牡6、西村真幸厩舎)

昨年の平安Sの覇者、オーヴェルニュ。前走のアンタレスSは8着に敗れましたが、モタれる癖が出る右回りと久々は動かない傾向がある同馬の特徴を考えると、まだ見限れません。昨年の平安Sは従来の記録を1秒2も更新する堂々のコースレコードで快勝しており、中京の重賞は2勝という実績。中京コースがベスト舞台であることは間違いなし。G1フェブラリーSへは向かわずここへ駒を進めてきたということは、メイチの仕上げで臨む可能性が高そうです。初コンビで6馬身差の圧勝劇を飾った福永祐一騎手と再びコンビを組み、連覇を狙います。

スワーヴアラミス(牡7、須貝尚介厩舎)

今年初戦の東海Sを制したスワーヴアラミス。前走のフェブラリーSは13着に敗れましたが、スタートで行き脚がつかず、ズブさがある馬で本質的に1600mは向かなかった印象。今回は前走から300mの距離延長で、東海S快勝の実績がある中京が舞台なら巻き返しが期待できそうです。タフな競馬でも最後までバテずに走ることができ、得意の上がりの掛かる展開になれば十分にチャンスはありそうです。