ダービーシリーズもいよいよ大詰め。第7弾は、高知競馬場で行われる「第45回・高知優駿」。今年からシリーズの対象レースとして組み込まれたことにより、全国交流戦へと様変わり。他地区からの有力馬も多く参戦しますが、目玉は何と言っても、九州ダービーを制したスーパーマックスの参戦でしょう。佐賀の3歳トップが高知でもその力を誇示するのか。非常に興味深い一戦となりそうです。
しかし、迎え撃つ地元勢にも今年はかなりの素質を秘めた馬がいます。それが、”フリビオン”。高知生え抜きで、ここまで14戦10勝。デビュー6戦目には、2歳馬ながら古馬を撃破する圧倒的パフォーマンス。勢いそのままに黒潮ジュニアチャンピオンシップを制すると、さらに年末の金の鞍賞で重賞2勝目を挙げ、2歳王者としてシーズンを終了。
明け3歳の緒戦となった土佐春花賞では、1番人気3着と期待を裏切るも次走ですぐさま巻き返し、3連勝で第1冠目となる黒潮皐月賞を制覇。祖父ブライアンズタイム→父フリオーソから流れる叩き上げの血筋らしく、使うごとにメキメキと力をつけてきた印象さえ受けます。
ここは地元のエースとして、譲れない一戦。意地と意地がぶつかり合う高知優駿は、6月18日(日)の高知7レース。発走18:05です。