2015年10月31日(土)東京競馬場で開催されるアルテミスステークス。2歳牝馬限定競走として創設され今年で第4回を迎える比較的若いGⅢ競争です。今年は注目の2歳牝馬が集まり、非常に見応えのある競争となる予感がします!
エスティタート
GⅠ3勝馬ドリームジャーニーの第一世代で頭角を現すエスティタート。半兄に中京記念連覇のフラガラッハがおり、母親スキッフルにも期待があり、新馬戦を難なく勝利。続くききょうSでは出遅れが響きアタマ差の2着となり、アルテミスステークスへと臨みます。競争能力は十分。あとはききょうSのように出遅れは対応できたか、注目の集まるレースです。
カイザーバル
父エンパイアメーカーは日本ではあまり恵まれた種付け環境を得られず成績も芳しくありませんが、アメリカで今年三冠に輝いたアメリカンファラオの父の父として改めてサイアーラインとしての能力を証明し、今年凱旋帰国となりました。そのエンパイアメーカーの産駒としての価値もさることながら、母ダンスインザムードもやはり捨て置けない存在。桜花賞、ヴィクトリアマイルを制し、米GⅢキャッシュコールも優勝しているダンスインザムード。
つきぬけた産駒は今のところいませんが、初仔がフェアリーSを優勝するなど、実力は垣間見せております。名牝系を立ち上げる一助となれるか、血統的には今レース最も注目の1頭といえますが、先月の新馬戦を終えたばかりで実績は少々足りない印象。とはいえ新馬戦ではあがり34.0秒で2着と4馬身差を見せる快勝。一ヶ月経過し、さらなる成長をみせられるか乞うご期待。
メジャーエンブレム
今年のダイワメジャー産駒はメジャータイフーン、アストラエンブレム、スターオブペルシャなど多数いますが、メジャーエンブレムもその一角。他馬と比べ休養を多めにとり、動き出しが遅いためか重賞は今回が初挑戦。無敗で挑む重賞に3連勝の期待が集まっています。
その他にも重賞経験馬4頭中もっとも好成績を残したウインファビラスは新潟2歳Sの2着。今年の2歳馬の中でもかなり注目度の高いロードクエストの2着ということで、実力を備えている感じはあります。血統から、調教風景まで気になる3頭、メジャーエンブレム、カイザーバル、エスティタートに注目してみました。