金色の暴君の異名を持つオルフェーヴルの初年度産駒のデビュー戦がついに決まった。記念すべきデビュー第1号はモカチョウサン(牝2、中舘英二厩舎)で、今週24日(土)に芝1600mで行われる5Rの新馬戦でデビューする。父はもちろんオルフェーヴルで、母のプジュリは2007年に毎日王冠を制したチョウサンの全妹だ。
モカチョウサンは今月1日にゲート試験を無事に合格し、その後も順調に調整が進められた。21日(水)には美浦ウッドで最終調整を行い、2馬身ほど先行する3歳未勝利のアーネストホープを追いかけ併入。6ハロン86秒0-70秒0-55秒1-40秒1-13秒2(強め)としっかり負荷のかかる走りで仕上げられた。コンビを組むのは吉田豊騎手で、前日の金曜日に感触を確かめることになる。
暴君の異名の通り気性が荒いことで知られた父だったが、その子供は一体どんな競馬を見せてくれるのか?長年思いを巡らせ想像してきた謎が解き明かされ始めると思うと、心が浮き立つのを抑えることができない。