2017年春のG1戦線ももうラストとなる宝塚記念のみとなってしまいました。キタサンブラックの走りを見て秋の凱旋門賞への夢を見たいなあ、とゆとりを持って見ている人もいるかもしれませんが、負けが続いている私のようなファンにとっては、いくら11頭という少頭数であっても一発逆転を狙いたいところでしょう。
その一発逆転を狙うのにおススメの馬がミッキーロケットです。ミッキーロケットは、成長著しい4歳馬ですが今年初戦で日経新春杯を勝利しています。ところが、その後京都記念で4着、大阪杯で7着に敗れ、なかなか結果が出ていません。
前走の大阪杯を見ると7着ながらも勝ったキタサンブラックとは0.5秒差で、内回りということもあって33.9という末脚を発揮しても届きませんでした。その前の京都記念を見ると、勝ったサトノクラウンから0.3秒差の4着だったのですが、稍重馬場ながらもかなり重たい馬場の中、34.5秒という出走馬中一番の末脚を発揮しています。
馬場が味方に?馬場適性でミッキーロケットにもチャンスは十分!
今回の宝塚記念は、天気予報が雨なので馬場がかなり重くなることが考えられるため、重たい馬場だった京都記念で末脚を発揮した馬場適性はこの馬にとってはチャンスが増大してくるでしょう。稍重だった日経新春杯でも勝負どころでは、2キロ軽いシャケトラに背後につけられ目標にされながらも抜かせずに勝ち切りましたし、実力はある馬であることは確かです。
さらに、阪神競馬場の馬場もミッキーロケットにとってはプラスと言えそうです。昨年神戸新聞杯でサトノダイヤモンドの2着になったのですが、この時の着差はわずかクビ差で、3着馬とは3馬身も話しています。あの最強馬サトノダイヤモンドとここまで戦えた実績を考えたら、侮るべきではないと感じます。キタサンブラックとサトノダイヤモンドの比較からも、ミッキーロケットは十分勝負になると考えられます。
1番人気は安定感抜群のキタサンブラックで最強馬ですから、大負けは想像できません。ただ、馬場が重くなりやすいこの梅雨時期なら、サトノダイヤモンドとの比較で決して劣らない競馬をしているミッキーロケットが馬場適性(重馬場と阪神競馬場)で大逆転をすることも無いとは限りません。馬券に組み込んでおいて損は無い一頭だと思っておりますので、激走に期待したいと思います!