リーディング争いが今年も激化。

先週末は、戸崎圭太騎手が大爆発。土曜3勝、日曜には4勝し、1週間で7勝の固め打ち。一気にトップを走るミルコデムーロ騎手に勝ち星で並んだ。2着の差で戸崎圭太騎手が先週の開催終了後リーディングジョッキーとなった。ここから勝ち星量産体制に入る夏競馬がはじまる。現状争覇圏内は3位のルメール騎手まで。戸崎・デムーロ騎手が82勝でルメール騎手が75勝だが、その下が4位の田辺騎手で58勝と少し離されてしまう。ルメール騎手も爆発力があるのであっと言う間に追いつく可能性がある。

この3人が同じコースで競り合うのも面白いが、3場それぞれに散らばるのもまた見ものだ。それぞれの競馬場で勝ち星を3人が量産しながら、リーディング争いを演じる。デムーロ・ルメールの2人は所属は栗東、戸崎騎手は美浦だが、デムーロ・ルメール騎手も関東圏での競馬に良く参戦しており、非常に白熱した争いを演じている。ひとまず今週からは、福島・中京・函館開催となる。東京・阪神開催が終了し、福島・中京が開催する。絶好の馬場コンディションで芝のレースは行われそうだ。

今週で言えば福島、中京には重賞があるので、函館開催が1番ジョッキーの質が薄いか、この3人は福島・中京で騎乗予定になっている。戸崎騎手は恐らく、北海道シリーズには参戦しないだろう。参戦してもスポットが考えられる。デムーロ・ルメールがどこで今年は騎乗するかが、非常に楽しみでもある。今年も最終週までリーディング争いは続く事になるだろう。夏競馬でどれくらい差がつくかも興味のある所。

たとえ20勝ほど夏競馬で差をつけても、秋競馬で怒涛の巻き返しがあるので、この3人は20勝差位ではそんなに決定的な差ではない。逆転劇が十分ありうるだけに、夏競馬は夏競馬でしっかり勝ち星を量産し、激しいリーディング争いを演じて、最後の最後まで、競馬ファンを楽しませてほしい。まずは夏競馬でどのような争いが演じられるのか、サマーシリーズのチャンピオンに輝くかも注目の一つ。夏競馬もこの3人から目が離せない。