波乱の決着となった宝塚記念が終わり、いよいよ本格的に夏競馬が始まりますが、その前にここ大井ではダートの最強馬決定戦、帝王賞が開催されます。レースは6月28日(水)に開催となります。
フルゲート16頭が出走、JRAからは今年は7頭の馬が参戦します。ドバイ遠征帰りのアウォーディーとアポロケンタッキー、今年初戦のフェブラリーSを勝ったゴールドドリームなどを始めとしたダート猛者達が揃いました。
不安材料多い上位陣、ここは能力が一枚上のアウォーディーで勝負!
今回筆者が本命視しているのはアウォーディー。ドバイ帰りはやや心配ではありますが、長期休み明けのサウンドトゥルーはそれ以上に不安ですし、ゴールドドリームも大井の2000mでは買いづらいところです。
アウォーディーはドバイでは世界ランク1位の米国馬アロゲートを相手に5着。世界のトップとの競走経験は得るものも大きかったでしょうし、今後の競馬にも活きる競馬だったと感じております。能力だけ見れば一番の馬ですから、素直に本命にしたいと思います。
鞍上の武豊騎手ですが、今年はシュウジにキタサンブラックと人気馬を圏外へ飛ばす競馬が目立っており不振が続いております。能力ではトップだったキタサンブラックが負けるのだから、今回も能力だけを見て買うのは危険そうにも思えますが、上位には同じく海外遠征帰りの馬に長期休み明けの馬がおり、皆それなりの不安があります。
そう考えると、やはり一番良い競馬をしそうなのはアウォーディーと武豊のコンビ。中央では惨敗でしたが、ダートで負けを取り返す可能性は十分あると見て重い印を打ちたいと思います。
対抗で予想するのは若き4歳馬のケイティブレイブ。前走の平安ステークスでは5着に敗れましたが、早い流れの中、先行して踏ん張り、直線でもしつこく粘った走りは評価できます。水曜は雨の予報となっており、馬場も味方につきそうな気配がしております。
単穴にはオールブラッシュ。今年2月の川崎記念を逃げ切って優勝。これまで右回りで4勝しており、大井の2000mは合う舞台でしょう。川崎記念はマイペースに恵まれたことが大きかったですが、今回も突っかかって来る馬がいなければ一発も期待できそうです。
最後に、連下にはサウンドトゥルー。前走フェブラリーSで8着に敗れ、今回約4ヶ月ぶりの長期休み明けとなります。ただ、暮れのチャンピオンズCではアウォーディーを破って優勝していますし、大井の舞台は4戦全てが馬券圏内と相性も良いです。