今週はマイルチャンピオンシップを占う上でも大事なレースの1つ、スワンステークスが行われます。注目の馬主:金子真人オーナー陣営から秋の天皇賞には主戦・川田騎手の騎乗停止が誤算とはいえ、京都大賞典を勝ったラブリーデイが参戦。宝塚記念で所有馬ワンツーフィニッシュを決めたデニムアンドルビーが戦線離脱したのは痛いですし残念ですが、所有馬の層の厚さを物語る馬がスワンSに出走します。
毎回G1で人気になるも、いまだに勝てないフィエロです。気づいたらもう6歳です。先週の富士Sは3歳馬・ダノンプラチナが勝利。蛯名騎手もようやく今年重賞制覇を果たし、馬も2歳チャンピオンの意地を見せ、世代交代の狼煙をあげました。最優秀短距離馬の選出が現時点で濃厚な、今年のマイル・スプリント路線を盛り上げてくれたストレイトガールは、マイルチャンピオンシップではなく香港を引退レースに選びました。
となると、フィエロにとってはある意味今年こそがチャンスかもしれません。勝ちきれないが安定感があるフィエロ。メンバーでいえば富士Sのほうが揃ったのではないかと思える2015年のスワンS。反対に、ここで勝てないようでは本番もきついのではないでしょうか。参考までに重賞好走歴がある出走予定馬は、フィエロ以外を見てみると、コパノリチャード、ダイワマッジョーレ、ティーハーフ、ローブティサージュあたりが人気にはなりそうです。
とはいえ、どの馬も一長一短でポカがある馬。準OP勝ちから参戦のサトノルパンも血統をみるとそろそろ今年あたりチャンスもありそうです。個人馬主が大活躍中の今年の秋のG1。今週は東西ともに金子真人さんの勝負服が映えるのか、それとも祭りは先週のサブちゃんで終わりなのか。必見ですね。