JRAは20日、ともに香港に所属するダグラス・ホワイト騎手、カリス・ティータン騎手の2名に短期騎手免許を交付することを発表しました。ホワイト騎手は7月22日~8月27日、ティータン騎手は7月20日~8月8日までの免許期間となっております。
ホワイト騎手は、2004年の函館2歳Sをアンブロワーズで優勝し、2010年の函館記念をマイネルスターリーで優勝するなどしており、来日するようになってかれこれ20年近く経つ騎手です。今年も今夏は5週間の騎乗予定となっており、夏競馬ではお馴染みの外国人騎手となりましたね。
香港競馬はおおむね9月から翌年7月中旬までを1つのシーズンとしておりますので、今年もバカンスは取らない模様。香港でリーティングを13回も獲得しているベテラン騎手ですし、去年はベルーフで小倉記念2着と重賞でも活躍。期待できる外国人騎手の1人です。
一方、ティータン騎手についてはまだ馴染みがないというファンも少なくないのではないでしょうか。それもそのはず、初来日したのは去年の夏で、函館と札幌で3週間のみの騎乗でした。重賞だと函館記念でネオリアリズムに騎乗しましたが6着に敗れ、いまいちインパクトに欠ける内容でした。
2015年の新潟大賞典では13番人気のナカヤマナイトを2着に持ってきた女性騎手のリサオールプレス騎手や、2014年の中日新聞杯で10番人気のマーティンボロを優勝に導いたD.バルジュー騎手など、短期ジョッキーの中には目を張る騎手も多くいます。
2度目の来日となるティータン騎手が今年はどんな競馬を見せてくれるのかにも期待したいところです。香港でのリーティングは去年が3位で今年は現在4位。まだ若い騎手ですから、国内の競馬にも慣れていけば今後活躍していく可能性は十分あります。今週末は函館の土曜から騎乗し、日曜は重賞の函館2歳Sでスズカマンサクに騎乗する予定となっておりますので、まずはここから注目したいと思います。