2016年のダービー馬のマカヒキ(牡4、友道康夫厩舎)の秋のスケジュールが、同馬を管理する友道調教師から発表されました。
まずは10月8日に東京競馬場で開催される毎日王冠から始動し、その後は10月29日に同じく東京競馬場で開催される天皇賞秋へと進む予定となっております。このローテーションはオークス馬のソウルスターリングと、安田記念を制したサトノアラジンのローテーションと全く同じもの。はやくも好カード揃いで秋がますます楽しみとなりました。
秋は「内田博幸騎手」で勝負!乗り替わりの評価は?
上記の対決も楽しみではありますが、驚いたのは秋からは内田博幸騎手がマカヒキの手綱を握ることになるという点です。内田騎手との新コンビも今回同時に発表されたわけですが、この乗り替わりについては賛否両論ありそうですね。
この馬に一番乗っているC.ルメール騎手はソウルスターリングで秋は決まっておりますし、ダービーを制した際のジョッキーである川田将雅騎手もサトノアラジンで進むことが決まっているので、継続して乗れる騎手を確保したい中で内田騎手が選ばれたということになります。
レースを見ない限り何とも言えませんが、どちらかと言うと豪腕系の騎手の部類にあたる川田騎手で好走しているので、内田騎手との相性の期待度も低くはありません。個人的には現時点では悪い風に捉えてはおりません。
マカヒキの近走についてですが、ダービーでは強い内容で勝ちましたが、今年は京都記念で3着、大阪杯で4着と勝ちきれない競馬が続いており、「ピークは過ぎた」という声も周りからは最近よく聞くようになりました。この成績で判断するのはまだ少し早いような気がしますが、成長しているかと言われればやや疑問が残る面があるのも事実です。
マカヒキの場合、一番持ち味が活きるのは高速馬場でスローの展開からトップスピードの質が問われるような競馬。能力をフルに発揮できる条件の幅は広くないので、近走も条件が合わずして負けたとも言えます。ただ、やはり好走条件の幅が広がっているなと感じる馬は成長力を感じますし、必然的に評価も高くなります。
マカヒキに関しては、現段階ではまだ好走条件が嵌りそうでない限りは重い印は打てない状況で、今回の内田騎手への乗り替わりが好走条件の幅が広がるキッカケになることに期待したいところです。